- 2006/06/15 掲載
シャープ、若手社員の人材育成を強化
シャープは、将来グローバルに活躍できる人材を育成するため、30歳前後の若手社員を対象に、1年半~2年間海外派遣し、現地法人でのOJTによる実務研修や現地の語学学校での語学研修を行う教育制度「SHINE(Sharp International New Experience)プログラム」の充実・強化を行うと発表した。
この制度は、若手社員が海外での業務や生活を実体験することにより、グローバルビジネスを深く理解できるキャリア形成を目指すもので、2004年に創設したという。コースは、現地の仕事から学ぶ「実務コース」、語学習得後にOJTで実務を学ぶ「語学+実務コース」、米国ロースクールで法律を学ぶ「法務コース」の3つを設け、1期生として18名を派遣し、多様な人材育成を図ってきた。
第2回目となる本年は、「コース」の種類を拡充し、「実務コース」では従来の「営業」「サービス」「経理」に加えて、メーカーとして欠かせない「生産」「資材」を追加し、海外でのモノづくりでリーダーシップの取れる人材の拡充に取り組んでいく。また、「語学+実務コース」では、中国語に加えて、今後ますます拡大が見込まれるロシア事業を担う人材を育成すべく、新たにロシア語コースを設けたという。
なお、派遣者の人選は、全社規模での公募を中心に行い、現職や経験にとらわれず、全社の若手社員がこのプログラムに挑戦できる制度としている。今回、2期生として20名を派遣する予定だが、女性2名を含んでおり、男女を問わず、意欲と能力のある若手社員を積極的に登用していくという。
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