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  • 2012/03/01 掲載

BYODは日本では根付かない?タブレットのニーズが激増する中、MDMは運用管理の総合力で選ぶ時代へ

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スマートフォンとタブレットの企業導入が急速に進んでいるが、その中身は少しずつ変わっているようだ。Android 4.0端末や次世代iPad、Windows Phone 8.0の端末が登場するとされる2012年には、その変化はさらに加速するだろう。スマートフォンやタブレットのキッティングからアプリ開発までワンストップで提供するピーエスシーの福島孝之氏と、MDMツールで世界シェアNo.1を誇るMobiControlの日本総代理店ペネトレイト・オブ・リミットの取締役 宮下伸也氏に、企業におけるスマートフォン/タブレット導入の現状と2012年の予想について話を伺った。

キッティングの現場で起きた逆転現象

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ピーエスシー
営業本部 東京セールスDiv.
執行役員
福島孝之氏
前回の取材から約半年が経ちましたが、企業のスマートフォンやタブレットの導入状況はどう変わったでしょうか。

福島氏 半年前はスマートフォンを導入されるお客さまが多かったのですが、いまはタブレットの勢いが圧倒的ですね。実際、我々のキッティングの現場では、7対3でタブレットの方が多い状況です。

 特に昨年4月末のiPad2のリリース後、しばらくしてから火が付いた印象です。使い方としては、外回りの営業の方がパソコンの代わりに持たれるケースが増えています。客室乗務員がiPadを携行することで話題になった全日空さんのケースなど、タブレットの成功事例が増えた影響も大きいと思います。

宮下氏 MDMで管理する視点でみれば、正直、キッティングほどタブレットが増えているという印象はありません。ただ、スマートフォンは携帯電話のリプレースが中心だったり、通信会社との契約になるため、導入に時間がかかるのかもしれません。その点、タブレットは新しい市場を作っているので、一斉に展開されて出荷台数が大幅に増えることがあるのではないでしょうか。

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ペネトレイト・オブ・リミット
取締役 副社長 兼 CTO
宮下伸也 氏
──タブレットは入力には向いていないと言われていますが、あくまで参照用のツールとして導入されているのでしょうか。

福島氏 アプリケーションのインターフェイスデザインも確立されてきたので、それも変わりつつあると思います。たとえば、ワークフローのアプリケーションであれば、いちいち入力するのではなく、選択するだけで決済できるようなデザインのノウハウがかなり蓄積されてきたように思います。

宮下氏 開発側も技術者が増えてきましたし、実際に案件も増えています。たとえば、高額な商品を扱う小売業や設備会社、医療関係ではMRが多いですね。また、建設現場で図面を見ながら情報共有するコミュニケーションツールとして導入されるケースも増えています。教育用に使われるケースも多いです。たとえば、施設で集合研修をして、自宅に帰ってから研修で使用したビデオと資料をタブレットで表示して復習するといった使い方です。

──わずか半年で端末のバリエーションもかなり増えました。機種別ではどうでしょうか。

宮下氏 セキュリティ的にiOSの方が安全ということもあると思いますが、企業向けではやはりiPhoneとiPadが圧倒的に多いですね。私の感覚だと、スマートフォンは7割がiPhone、3割がAndroidという印象で、タブレットはそれ以上です。

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日本にBYODは根付かない?

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