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  • 2012/06/28 掲載

「ETL」から「ETAL」へ!古いデータ管理法から戦略的なデータ活用法へと転換する方法

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昨今、メディアでは「ビッグデータ」「ストリーミング処理」「情報資産」「リアルタイム意思決定」などデータ活用時代を示すキーワードが踊っている。しかし、情報をタイムリーに価値あるものに変えるためには、乗り越えなければならない課題が残っている。SAS Institute Japan(以下、SAS)の小林泉氏は「多様化する時代とビッグデータの時代を踏まえ、従来の古いデータ管理法から戦略的な情報管理法に考え方をシフトしなければならない」と説く。企業の新しいデータ活用戦略について紹介する。

これからの情報管理はプロアクティブなアプローチが鍵!

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SAS Institute Japan
ビジネス開発本部
IMAグループ
小林 泉氏
 IT化が進展するにつれて、企業経営における意思決定のスピードが増してきている。データの処理もバッチからストリーミングによるリアルタイム手法へ進展し、さらに意思決定に役立てる分析モデル・スキルを企業資産として戦略的にとらえる時代になってきた。

 組織や役割も多様化し、業務・システムの両面が分かる人材が求められている。そのため、専門家だけがデータを分析するのではなく、あらゆるユーザーがデータの分析を行う必要に迫られており、従来からの企業内データ管理方法には限界が来ている。

 たとえば、企業内に散在するデータへの対処方法としては、まずデータ統合(DI)だけを局所プロジェクトとして扱うことが多かった。それに対し、最近ではデータ品質(DQ)の向上やマスターデータ管理(MDM)などの機能を追加することで、「データガバナンス」まで勘案する企業も登場している。

 データ管理の問題は、アドホック的な対応ではなく、実際の業務に戦略的に組み込むことが求められる。そうなれば必然的にデータ管理の取り組み方も変えざるをえない。SASの小林泉氏は、企業に求められるデータクレンジングを次のように語る。

「従来のデータ管理方法は、データが汚くなったから、それに対処するためにDIやMDMを導入するという“リアクティブな考え方”が中心でした。しかし今後は、データを適切に管理し、問題発生前に対応しなければなりません。つまり、情報管理に対する“プロアクティブなアプローチ”が鍵になるのです。」(小林氏)

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データが用意されたのに活用されないのはなぜか?

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