デスクトップ仮想化は本当に安全か?導入メリットを最大限活かすセキュリティ対策術
デスクトップ仮想化が注目される3つの理由
サーバの仮想マシン上でWindows XPやWindows 7などのクライアントOSを動かし、社外からネットワークを介してそのクライアントOSに接続して利用する。実際の実現方法はいくつかあるが、よく知られた仮想デスクトップソリューションとしては、シトリックスの「XenDesktop」やヴイエムウェアの「VMware View」などがある。
利用者のデバイスにはデスクトップが表示されるが、それはあくまでネットワークの向こう側にあるサーバで動いているため、端末側にはデータが残らないのが特徴だ。けっして新しいテクノロジーではないが、このデスクトップ仮想化が、いま注目を集めている。EMCジャパン RSA事業本部の水村明博氏は次のように説明する。
「デスクトップ仮想化が注目されている理由は、大きく3つあります。1つはセキュリティです。情報漏えいの原因のトップはPCの置き忘れや盗難です。しかし、仮想デスクトップを導入すれば、情報を企業側のサーバに集約できるので、仮にPCの紛失・盗難が発生しても情報漏えいを防げます。2つ目は従業員のライフスタイルに合った働き方を支援できることです。どこからでも、どんなデバイスからでも自分のデスクトップにアクセスできるため、場所や時間に制約されない多様な働き方が可能になります。3つ目は、タブレットやスレートPCが普及し、こうした新しいデバイスを仮想デスクトップで利用する端末として採用する動きが加速していることです。」(水村氏)
メリットばかりが注目されがちなデスクトップ仮想化だが、導入にあたって注意すべきポイントや別のリスクがあると水村氏はいう。
情報の集中によって高まる本人認証のセキュリティリスク
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