リアルタイム監視と仮想化(Hyper-V)への課題、オールフラッシュの新技術で対応
リアルタイム監視と仮想化によるパフォーマンスの限界
ある海外の政府関係機関では、職員のITサービスの品質向上などを目的に、ネットワークのリアルタイム監視・分析の取り組みを開始した。リアルタイムに監視することで、問題を早期に発見し、高いサービスレベルへとつなげることが狙いだ。しかし、同時に新たな課題も発生した。リアルタイムに収集される膨大なデータをどうさばくのかという問題だ。サーバについては、45台の物理サーバを活用していたが、それを支えるストレージはディスクベースだったため、リアルタイム監視・分析に耐えられないと判断。ストレージの入れ替えを検討することになった。
そこで新しいテクノロジーを調査・検討して導入に至ったのが、ヴァイオリン・メモリーのオールフラッシュストレージ製品である「Violin Memory 6232」だ。その際、同時にデータ転送方式をInfiniBand(インフィニバンド)に変更。ストレージとデータ転送の両方を高速化することでパフォーマンスを強化し、ディスクベースでは 4000IOPSであったパフォーマンスを、一気に80万IOPSへと向上させることに成功した。
しかし、そこにさらなる課題が降りかかる。サーバの仮想化だ。具体的には、45台あった物理サーバを2台に集約しようと考えたが、集約による負荷増大により、またしてもパフォーマンスが問題になったのである。
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