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2014年11月17日

熟練エンジニアの経験と勘を共通ノウハウに転換し、製造現場の歩留まりを劇的に改善するソリューションとは

日本の製造業が世界各国で工場を建設し、現地で生産することは当たり前になった。しかし、海外工場で日本と同レベルの品質、生産性を保つことは容易ではない。製品の品質を高め、歩留まりを改善するには、熟練エンジニアの経験と勘が不可欠となるケースが多いが、世界中の工場に熟練エンジニアを派遣することはできない。ところが、熟練エンジニアの経験と勘を取り込み、製品の歩留まりを劇的に改善できるソリューションがあるという。3Dエクスペリエンス企業であり、3DCAD、PLM分野の世界的なリーダーであるダッソー・システムズとPLM製品の販売・サポートを手がけるファソテックに話を聞いた。

グローバル展開する日本企業の製造現場が抱える課題とは

 日本企業がコストの安い海外に工場を建設するのは、ごく一般的になった。当初は中国が多かったが、人件費高騰、チャイナリスク等の影響から、ベトナムやミャンマー、タイなどの東南アジアに移行しているのも、よく知られている。

 しかし、日本企業が海外に工場を作る背景はコストだけではない。新興国の経済発展に伴う消費拡大に合わせて、現地に合った製品を現地で作るという流れも強まりつつある。つまり、世界中のあらゆる場所で、ものづくりを展開する必要性が生まれているのである。

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ダッソー・システムズ
ディレクター
DELMIA事業部
藤井宏樹氏

 しかし、海外工場で日本と同レベルの品質・生産性を維持するのは容易ではない。3DCADおよびPLM分野のリーダーであり、PLMの概念を提唱した企業でもあるダッソー・システムズ ディレクター DELMIA事業部 藤井宏樹氏は、次のように説明する。

「市場の変化に素早く対応しながら、グローバルで生産することになると、今まで経験をしたことがない様々な課題を解決しながら、実行していかなくてはなりません。そのためには、バーチャルな世界で、生産工程や生産システムをシミュレーションし、最適化しながらグローバル展開していくというものづくりのサイクルを回す必要があります」(藤井氏)

 この「バーチャルな世界でものづくりのサイクルを回す」ソリューションが、ダッソー・システムズが開発・提供するDELMIA(デルミア)だ。製品設計から工程設計、設備/制御設計、工場のレイアウト設計……等を仮想空間でシミュレーションし、問題がないことを確認したうえで製造現場に展開する。自動車、航空宇宙・防衛、産業機械、ハイテク、消費財、船舶等、グローバルで活躍する名だたる企業がDELMIAを導入している。

 ただし、現実の製造現場では、さまざまな問題が発生する。たとえば、次のような問題だ。

・品質課題をクリアするために生産立ち上げまでに時間がかかる。
・量産が始まっても品質が安定せず、歩留まりが悪い
・不良品の廃棄コストや手直し工数が多い

 特に、金属を溶かしたり、さまざまな素材を組み合わせたり、大量の化学薬品を混ぜ合わせたりする分野では、こうした問題が発生しやすい。科学的に解明されていない現象も多いこのような問題を解決するには、熟練エンジニアの経験や勘に頼るところが大きいが、すべての工場に熟練エンジニアを派遣することはできない。また、熟練エンジニアの高齢化も深刻化している。この問題をITで解決することはできないか。ダッソー・システムズの出した答えが、「DELMIA Operations Intelligence」だ。

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良品ができたときの条件を使い、不良品ができたときの条件は避ける経験則の分析手法とは

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