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2015年12月02日

シスコ、データビークル、SFDC、MSのキーパーソンら7人が語る、IoTによるビジネス変革

ITにより国境、産業、組織の壁が壊れ、新たなビジネスモデルが続々と創出されている。IDCによれば、2015年のICT世界市場では、第3のプラットフォームが全産業において革新と成長、世代交代をもたらすという。このようなグローバル化で進む新産業革命を勝ち抜くための術はあるのだろうか? 「ウイングアークフォーラム 2015」の基調講演では、シスコ、データビークル、セールスフォース・ドットコム、マイクロソフトといった、そうそうたる企業のキーパーソンが登場し、新しい情報活用の方法と次の一手について語りあった。

ITを武器に全業界でイノベーションが起こり、情報を制する者が市場を制する

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ウイングアーク1st
代表取締役社長 CEO
内野 弘幸 氏

 マイクロソフトは、自社のクラウドサービスの売り上げを50%にすると宣言した。セールスフォースも2016年に売上高で世界第4位のソフトベンダーになると高らかにアナウンスした。またGEは「インダストリアル・インターネット」を提唱し、世界初となる重工業分野のビッグデータ解析が可能なクラウドサービスを立ち上げた。アマゾンも日本の住宅リフォーム市場に進出し、自社のオンラインストア内に「リフォームストア」の新コーナーをオープンした。

 ウイングアーク1st 代表取締役社長 CEO 内野 弘幸氏は「このように今後5年間の変化は急激に加速していくでしょう。ITを武器に全業界でイノベーションが起こり、情報を制する者が市場を制する時代に入りました。デジタル化によって、業界・国境・組織の壁が壊れ、グローバルな新産業革命の波が押し寄せています。その1つの象徴として、いま最もホットな話題になっているのが、“IoT/IoE”によるビジネス変革の流れです」と強調した。

勝ち組企業は「Cloud Exchangeモデル」を構築している

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シスコシステムズ
シスココンサルティングサービス
シニアパートナー
八子 知礼 氏

 これを受けて、いま「IoE」(Internet of Everything)というIoTの拡張概念を提唱しているシスコシステムズの八子 知礼氏は、グローバルの新潮流となる「産業のデジタル化」におけるIoT/IoEの出現について解説した。

 八子氏は「いま起きている産業のデジタル化は、過去20年の小手先のデジタル化とは異なるものです。企業やビジネスモデルそのもの、バリューチェーンまで含めたデジタル化が進み、従来モデルを破壊し続けています」とし、グーグル、Uber、アマゾン、Spotify、Square、Facebook、テスラモーターズ、Airbnbなど、続々と登場しているデジタル化時代の勝ち組企業の例を挙げた。

「これらの企業に共通する点は、物理的アセットを持っていないこと。彼らはデータをうまく活用し、破壊的なイノベーションをもたらしています。いま世界中で、デジタル化によるビッグデータが毎日2エクサバイト(※1)も生成されていますが、我々はそのうちの5%しか活用しておらず、あとは捨てている状況です。グローバルで成功しているプレイヤーは“Cloud Exchangeモデル”で構築されているのです」(八子氏)
(※1 エクサバイト=1000ペタバイト=100万テラバイト)

 「Cloud Exchangeモデル」とは、需要側のニーズをクラウドに集め、さらに供給側の在庫や稼働の状況をリアルタイムに把握するモデルのこと。後者は従来のITでは実現が難しかったが、IoTによってデータをクラウドに集めて、需要と供給をマッチングさせることが可能になった。

 八子氏は「IoTがビジネスの未来をけん引していくでしょう。しかし、モノをつなげ、データを把握するだけではリアルタイムな活用はできません。我々はヒト・プロセス・データ・モノをつなぎ、さらに価値を生み出すために“IoE”を提唱しています。自社だけでなく、他業種のデータも流通させ、価値を創出することが大切です。データをトータルに分析し、新しい示唆を導く必要があります」と説いた。

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