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2016年08月16日

現場で役立つERPとは?

元TDKの情報システム部長が語る!生産管理システムを再構築するポイント

製品ライフサイクルの短縮化、多品種少量生産、低価格化要求、新興国企業の追い上げなど、日本の製造業は国内外でさまざまな障害に直面している。多くの企業がすでに製造現場の業務改善やシステム改善に取り組んでいるものの、その一方で「生産管理システムの再構築ではどこに気をつければよいかわからない」という企業も多い。そこで本稿では、生産管理システム再構築のポイントについて解説する。

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ビジネスの変化に対応できる生産管理システムとは


生産管理システムの再構築で重視すべきポイント

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ネオアクシス 監査役 ※
元TDK 情報システム部 統括部長
山口 知昭 氏
※講演当時。現在はネオアクシス 監査役を退任。

 製品ライフサイクルの短縮化、短納期要求、頻繁な注文変更、低価格化要求、高機能・高性能要求、多種少量要求、物流商流の分離など、製造業、中でもB2Bの製造業を取り巻く状況は年々、厳しくなっている。

 そこで多くの製造業では、在庫運用体制の見直し、管理のスピードアップ、納期回答の迅速化・精度向上、リードタイムの短縮、少量多頻度生産、標準化設計などを目的にサプライチェーンの再構築を進めてきた。

 「2000年問題を機に、ERPを導入した企業も多い」と元TDKの情報システム部で統括部長を務めた山口知昭氏は振り返る。山口氏はTDKで情報システム部統括部長を務めるまでは、生産設備の開発に携わった後、生産ラインの立ち上げに携わるなど、生産の現場も熟知している人物だ。

 山口氏は生産管理システムで重視すべきポイントとして、次の3点を挙げる。

 第一は在庫精度がどうか。「ピッキングや棚戻しの誤りなどにより、正しい在庫数量の把握は考えているより難しい。しかも在庫数量単位は複数ある。倉庫管理と一体となって改善が必要」と説明する。

 第二は工程能力、設備負荷、部品表などのマスター精度。品番などの発版部門とワークフローが定まっていなかったり、マスター管理部門がマスターごとに決められていなかったり、現場と管理部門の連携が取れなかったりしていないことも多い。

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