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2016年07月27日

建設会社事例に学ぶ、基幹システムの課題を「敏腕プロジェクトマネージャ」はどう解決したか

経営のさらなるスピード化のために、経営状況を「見える化」するビッグデータ分析は大きな経営課題の一つとなっている。しかし、増え続けるデータにより、基幹システムのストレージ容量の逼迫や、データ処理のパフォーマンス低下といった課題が顕在化しているケースも多い。将来の拡張性までも見据えたインフラ構成を設計、移行するために必要なことは何か。某大手建設会社が抱えていた基幹システムの課題を解決したプロジェクトマネージャに、プロジェクトの成功ポイントを聞いた。

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経営層が抱える課題を解決した基幹システムのインフラ刷新プロジェクト


夜間バッチ処理に9時間! 終わらないデータ分析への解決策とは

 1982年、東京日産自動車販売という自動車ディーラーの一事業部門として誕生した東京日産コンピュータシステム(TCS)。これまで自動車業界をはじめ、さまざまな業界向けのビッグデータ活用、経営分析基盤最適化のプロジェクトに携わってきた。

 近年TCSが手掛けたプロジェクトのひとつが、某大手建設メーカーの基幹システムを支えるインフラの全面刷新である。クライアント企業はどんな課題を抱えていたのだろうか。プロジェクトマネージャを務めたTCS 産業事業部 IT推進 主管の清水 謙一氏は次のように状況を語る。

「クライアント企業は高い成長率で業績を伸ばしている会社で、その成長を支えるための基幹システムは、常に拡張を迫られていました。増え続けるデータにより、サーバーのCPUのリソースが足りないことに加えて、サーバーのディスク容量が不足し、パフォーマンスが低下しているという状況でした」(清水氏)

 クライアント企業では、全国にある拠点から営業データや工事進捗といったさまざまなデータが基幹システムに送られてくる。これらのデータを日次の夜間バッチで分析処理をかけ、処理されたデータをBIツールに投入し、経営層向けにレポートを作成、提出していた。

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今回インフラ刷新の対象となったのは、一連の建設業務を支える基幹システムだ


「データ解析を含んだバッチ処理には約9時間を要しており、夜間で処理が終わらない状況でした。そこからBIシステムを経ると、経営層にレポートが届くのは、昼頃になってしまい、これでは迅速な経営判断ができません。意思決定のスピード化を図るため、基幹システムのパフォーマンス改善が急務でした」(清水氏)

 パフォーマンスの課題を解決するには、2つのアプローチが考えられた。1つは、基幹システムのバッチ処理スピードの向上、もう1つは、BIツールのパフォーマンス改善である。清水氏は、「まずはバッチ処理を改善しないと、BIツールの改善だけでは問題は解決しない」と考え、基幹サーバーのリプレースを提案することを決断する。

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