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  • 2016/08/25 掲載

東京大学 江崎浩教授が指摘、AIとIoTの台頭で起こるIT基盤の「爆縮」に対応せよ

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グーグル子会社のDeepMindが開発した囲碁プログラム「AlphaGo」がプロ棋士に勝利したり、1台のクルマに膨大な数のセンサーが搭載されていたりと、AIの進化やIoTの普及を見て分かるように、コンピュータの計算速度やデータ分析の精度は日々高まっている。こうした中で、それらを支えるインフラにもまた、変化のタイミングが到来しているようだ。東京大学 大学院 江崎浩教授が、IT基盤に起こる「爆縮」現象を説明したほか、この対応策として期待されるハイパーコンバージドシステムの重要性が語られた。

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東京大学 大学院 情報理工学系研究科
教授
江崎浩 氏

IoT化、AIの進歩がパラダイムを変えた

 IoT化は止まらないーー。JBCC主催の「注目を浴びる次世代の仮想化基盤」セミナーに登壇した東京大学 大学院 情報理工学系研究科 教授 江崎浩 氏はそう断言した。

 この言葉は、同氏が日本を代表する自動車メーカーから話を聞いた上での実感だ。昨今、1台のクルマには100近いセンサーが搭載され、世界中を走りまわっている。そこから本気でデータを収集して活用しようとすると、もはや外部データセンターの間借りでは足りない。「自前でデータセンターを構築するしかない」とその担当者は話したそうである。

 また、人工知能(AI)も次の新しいステージへ入った。これまでのAIは、人が発明・発見したアルゴリズムという手本をコンピュータに覚えさせて動かす、言わば「大人のAI」だった。

 しかし、これからのAIは「子どもの人工知能」で、手本などいらない。十分に膨大なデータをコンピュータに与えさえすれば、その中からコンピュータが自分で学習して解を見出すのである。グーグル子会社のDeepMindが開発した囲碁プログラム「AlphaGo」が人間に勝った手法はまさにこれに該当し、コンピュータの計算能力が人工知能のパラダイムを変えた瞬間だったのだ。

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人工知能(AI)には2つの種類がある

IT基盤の再定義と再設計の結果生まれた「爆縮」

 IoTや人工知能の台頭を見れば明らかだが、データは間違いなくビッグデータ化している。コンピュータの計算にはCPUだけでなくGPUも使われ、コンピュータの計算速度と精度は進化を続けている。こうした中で、IT基盤にもまた、変化のタイミングが到来しているようだ。

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