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2016年10月03日

遠藤功が語る「アジャイル経営」の真髄。JRの地方路線が復活した現場力に迫る

さまざまなテクノロジーの急速な台頭により、今までのビジネスモデルが一気に陳腐化する可能性がある時代で、企業は経営の舵取りをすることが求められる。エイトレッド主催のセミナー「業績を伸ばす企業の意思決定とは?成功する企業の判断力と実行力を学ぶ」に登壇したローランド・ベルガー会長の遠藤 功氏は、経営のアジリティ(敏捷性)を高める現場の問題解決力や、的確かつ迅速な判断力などのポイントについて語った。また同セミナーでは、『月刊総務』編集長 豊田 健一氏、エイトレッドの千林 正太朗氏による講演も行われた。

敏捷で、機動的な経営のキーワードは「LFP」

 世界規模で市場環境の不確実性、不透明性が増している。AIをはじめとするテクノロジーにより、これまで以上に「人が提供する価値」が見直され、人間がやるべき機能、業務は何かを問い直していかないと、企業は取り残されていく。

 エイトレッド主催のセミナー「業績を伸ばす企業の意思決定とは? 成功する企業の判断力と実行力を学ぶ」の基調講演に登壇したローランド・ベルガー会長の遠藤 功氏は、企業がこれまで以上にスピーディに経営判断を下すために必要なキーワードとして、「LFP(ライト・フットプリント)」という考え方を提唱した。

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ローランド・ベルガー 会長
遠藤 功氏


 これは「Light:軽い」「Footprint:足あと」を組み合わせたもので、文字通り、敏捷で、機動的な経営のことだ。ここで大事なことは「敏捷」(Agility)だ。「アジャイル」などで目にする機会も多い言葉だが、似た言葉に「俊敏」(Quickness)という言葉がある。

「Quicknessは、目的地が決まっている場合の速さのことです。これに対し、Agilityは判断、行動のスピードを指しています。判断のスピードを早く、敏捷な組織に変わる必要があります」(遠藤氏)

 そして、LFPを実現するために大事なことは「現場力」。経営において大事なこととして遠藤氏は3つのポイントを挙げる。1つ目は「大戦略」(グランド・ストラテジー)だ。これは、10年後、20年後にどういう会社になるかというビジョンを打ち出すことである。

 2つ目は「自律分散型組織」だ。変化に晒されている現場が自ら何をすべきかを考え、実行し、学習する経営モデルを構築することである。

 そして、3つ目は「戦闘能力の強化」だ。現場に権限委譲し、自発的に動くオペレーション力を向上させ、「闘う集団」をいかにつくるかということである。

この記事の続き >>
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