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2016年12月16日

ITR 甲元宏明氏らが解説

SDNなど次世代ネットワークに求められる7つの要件、それを支える管理ツールとは

ビッグデータ解析や人工知能など、いま、ITの世界では革新的なテクノロジーが次々と生まれている。それはネットワークの領域でも同じだ。ネットワークの仮想化やSDNなどの技術革新により「ネットワークは安定的に動けば十分」という従来の常識も変更を迫られている。では、次世代ネットワークに求められる具体的な要件は何か。また、それを支えるネットワークの運用・管理はどうあるべきか。アイ・ティ・アール(以下、ITR) プリンシパル・アナリスト 甲元宏明氏らが解説する。

高まるITへの期待とビジネスへの貢献が困難な企業ITの現実

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アイ・ティ・アール
プリンシパル・アナリスト
甲元 宏明 氏

 いまやITには、売上拡大や新たな市場の創出といったビジネスへの直接的な貢献が求められている。特に最近は、ビッグデータ解析や人工知能、ディープラーニングなど、さまざまな先進テクノロジーが登場し、ITへの期待がますます高まっているといえるだろう。一方で、現行の企業ITが、なかなかビジネスに貢献できていないという声も多い。「次世代型ネットワーク運用管理セミナー」の基調講演に登壇したITRの甲元氏は次のように指摘する。

「我々が、企業の支援をするときは、最初に現状のシステムのリストを見せてくださいと必ずお願いしています。しかし、リストがすぐに出てくる企業は、ほとんどありません。それだけ、企業のITシステムはサイロ化され、全体を把握するのが困難な状態に陥っているのです」(甲元氏)

 では、その根本原因は何か。甲元氏はそれを、ITシステムにおける「アーキテクチャ」の不在だと説明する。

 企業のエンドユーザーが、日々のビジネスで利用するのが企業アプリケーションだ。そして、IT基盤がそれを支えている。IT基盤は大きくサーバとネットワークに分かれる。そして、サーバの設計思想が「システム・アーキテクチャ」、ネットワークの設計思想が「ネットワーク・アーキテクチャ」だ。さらに昨今は、ここに「クラウド・アーキテクチャ」が加わる。

 では、企業は「システム」「ネットワーク」「クラウド」の3つのアーキテクチャをしっかりと考えて、IT基盤を設計・構築してきただろうか。甲元氏は「ほとんどノー」と答える。その結果、先進的なテクノロジーを取り入れることが困難で、ビジネスのスピード、環境変化に対応できず、ビジネスに貢献することが困難な企業ITができてしまったというわけだ。

 すでに、多くの企業は、この事実に気づいている。次の図は、企業が重要と考えるIT投資の最新データだ。1位は7年連続で「IT基盤の統合・再構築」、3位には「全社ネットワーク環境の刷新・見直し」が入っている。多くの企業は、ビジネスに貢献する企業ITを目指して、すでにネットワークを含むIT基盤の刷新の取り組みを開始しているのである。

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主要なIT動向の重要度指数と実施率


ビジネスに貢献する次世代ネットワークに求められる7つの要件

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