IT導入支援

会員限定

日本アイ・ビー・エム株式会社提供コンテンツ

2017年02月15日

前田建設工業はモバイル導入で直面した「Web化」の課題をどう解決したのか?

IBM Notes/Domino(以下、Notes)のユーザー企業が垣根を越えて交流する「ユーザー情報交換会」では、Notesを利用する上での課題や事例について、本音ベースで情報交換が行われている。「ノーツコンソーシアム オープンセミナー 2016」では、Notesユーザー企業16社が考える「NotesのWeb対応」についての本音や、前田建設工業のモバイルデバイス導入に伴う社内データベース対応プロジェクト事例が報告された。

photo

ユーザー会で語られたモバイル導入に伴う「Web化」事例


「Web対応」をテーマに行ったアンケート結果から見えた課題

photo

ノーツコンソーシアム理事
飛島建設
成田和夫 氏

 「Notesには、強力なユーザーコミュニティがある」と語ったのが、「ノーツコンソーシアム オープンセミナー 2016」に登壇したノーツコンソーシアム理事でユーザー情報交換会を主導する飛島建設 成田和夫 氏だ。

 ノーツコンソーシアム取り組みのひとつであるユーザー情報交換会(以下、情報交換会)は年3回のペースで開かれている。主たる目的は、Notesを利用する上での課題を共有し、情報交換することだ。これまで取り上げたテーマには「モバイルでのNotes活用」「ID管理及びアクセス権限管理」「Notesで困っていること」などがある。

 このセッションでははじめに、Notesユーザー企業16社に対して事前に行ったアンケート結果が披露された。テーマは「NotesのWeb対応について」だ。NotesのWeb対応は、モバイルでNotesアプリを使うための第一歩でもある。

 まずNotes環境の利用状況については、Notesクライアントのみで利用している企業が8社、Webクライアントとの併用で利用している企業が8社という結果だった。

 Notesクライアントのみで利用している企業8社に対して、今後Web対応の予定があるかどうか尋ねたところ、8社とも「予定はない」との回答だった。その理由として「工数がかかりすぎる」をチェックした企業が8社、「機能が不足している」にチェックした企業が3社だった(複数回答可)。

photo
(クリックで拡大)

Web対応企業の開発体制


 これを見ると、Web対応を考えない企業は、工数がかかりすぎるというのが主たる理由となっている。

 次に、Webクライアントとの併用で利用している企業8社に対して「どのようにWeb対応を行っているか」と尋ねた。すると、「自社開発」と答えた企業が6社、「XPages」と答えた企業が6社、両者を併用している企業が4社だった。XPagesとは、Notes 8.5 から採用された標準的なWeb技術でユーザーインターフェースを開発でき、既存アプリのデータを再利用したモダナイズやモバイル対応に応用できる技術である。

 これらの企業には、Web対応での課題についても自由回答で聞いた。その結果について成田氏は次のように語った。

「ここで多く挙がったキーワードは『スキル』『ノウハウ』『人材』でした。Web対応を果たした企業も、それを今後どのように継続していくかに課題を感じているようです」

 NotesのWeb対応やモバイル対応への関心は高いが、課題を感じている企業も多い。そこで、ユーザー会のメンバーでもある総合建設会社の前田建設工業による事例発表が行われた。「社内データベースのモバイル展開」をテーマにした同社講演では、Notesのモバイル対応への実践的手法やノウハウ、課題への具体的なアプローチが共有された。

前田建設工業が直面したモバイルデバイス導入の課題

この続きは会員限定です