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2017年03月15日

社内システムの「AWS化」がもたらすメリットとは? 移行で注意すべきポイントはどこか

アマゾンのクラウドサービス、AWS(Amazon Web Services)の波が、企業向けITの領域を一気に浸食してきている。新たなWebサービスを開始するような場合はもとより、重要な社内システムでさえもAWS上へ移行する企業も出てきており、本格的なクラウド時代が到来している。従来、クラウドはITリソースの増減の激しい分野に向いていて、トラフィックが一定の社内システムなどの領域には向かないとされてきたが、なぜ社内システムにもクラウドなのだろうか。そのメリットについて、改めて整理してみた。

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クラウドは今やあらゆるITシステムを支えるインフラになりつつある

(© beeboys – Fotolia)


社内システムはクラウド化の盲点?

 いまや、企業のクラウド活用は当たり前になった。特に社外向けのWebサービス、たとえば新規のWebサービスやゲーム、アプリ、ECサイトなどは、クラウドで構築するのが一般的だろう。最近は、IoTやAIなどを活用した新たなビジネス創出に関わる取り組みにも、クラウドが積極的に利用されている。

 もちろん、それはクラウドにメリットがあるからだ。スモールスタートが可能で、必要になればすぐにスケールアウトできる。逆に、不要になればいつでもやめられる。本格的な運用開始後は、トラフィックの急激な変動にも柔軟に対応できる。

 クラウド市場のトップを走るAmazon Web Services(AWS)は、リソースが足りなくなったら自動的にサーバが立ち上がるオートスケール機能などを備えており、まさにクラウドのメリットを象徴するものといえるだろう。逆にいうと、こうした機能をそれほど必要としないシステムはクラウド化から取り残されがちともいえる。その代表が基幹系をはじめとした社内システムだ。

 現在、社内システムの多くは、主に物理サーバ上でさまざまな業務系パッケージソフトが稼働し、日々の業務を支えている。これらのシステムは、ECサイトのように急激に負荷が高まったり、突然スケールアウトが必要になったりすることはない。したがって、クラウドには向いていないと思われがちだった。

 ところが、こうした社内システムもクラウド化するメリットが実は大きいということがわかってきた。

予想以上にメリットが多い社内システムのクラウド化

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