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2017年04月24日

企業向け無線LAN構築はなぜ難しいのか

ワークスタイル変革が遅々として進まない理由

ワークスタイル変革には、オフィス内を自由に行き来してノートPCやスマートデバイスを活用できるモバイル環境の構築が欠かせない。したがって、無線LAN環境の構築が必須だが、企業ユースでの構築の手続きは意外とハードルが高く、構築したあとも問題が頻出するというケースが後を絶たない。手軽に、長期的にワークスタイルを支える環境の構築には何が必要なのか。具体的な課題とその解決策を探る。

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働き方を変えるには無線LAN環境が必須だが、
その構築は思っている以上にやっかいだ

(© chombosan – Fotolia)


ワークスタイル変革を支えるインフラ構築がなぜ進まないのか

 すでに多くの企業は、スマートフォンやタブレットを活用してワークスタイルの変革に取り組んでいる。会社支給のデバイスはもちろん、個人のデバイスを利用するBYODも含めて、その活用範囲は、今後、さらに広がるのは間違いない。

 そこで必要になるのが無線LANだ。しかし、企業における無線LANの構築は簡単ではない。その理由の1つはデバイスの急増だ。いまは、1人の社員が複数の無線デバイスを使い分ける時代だ。しかも、そのデバイスは社内外を自由に行き来する。こうした動き回る多様なデバイスに、常に最適な無線LANを提供することは容易ではない。

 もう1つの理由はセキュリティだ。企業で利用する以上、ポリシーに沿った高いセキュリティが求められるが、無線LANは目に見えないだけに適切な設定・管理が難しい。

 特に中堅・中小企業では、特定の部門あるいは工場などの担当者が家電量販店などで家庭用無線LAN製品を購入し、適切な設定をしないまま使うケースも少なくない。もしも暗号化パスワードを設定しなければ、部外者が勝手にアクセスして情報が漏えいする危険があり、パスワードを設定したとしても、部門ごとに別々の無線LAN製品を導入した結果、利便性が損なわれることもある。

 このような状況に陥らないよう、あくまでも「社員が安全にデバイスを持ち歩いて快適に働けるようにする」ことを念頭に、無線LAN環境を整える必要がある。

 企業内の無線LAN環境構築で必要になるのがアクセスポイントだ。通常は、事前にフロアを調査し、オフィスのどこにいても無線デバイスが使えるように、複数のアクセスポイントを適切な場所に設置する。

 さらに、設置したアクセスポイントを管理する「コントローラ」も必要になる。コントローラの役割は、複数のアクセスポイントの環境設定やソフトウェア更新などを一括で行うことだ。また、コントローラにはファイアウォールや不正アクセスポイント検出などのセキュリティ機能も必要となる。

 以上のように、企業内に無線LAN環境を構築しようとすると、それなりの手間・コストがかかる。さらに、一度構築すると、企業規模の拡大に合わせて環境を変更することも難しい。しかし、こうした手間・コストをかけることなく環境を構築し、フレキシブルに企業の成長に対応できる方法がある。

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