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2017年06月14日

〜「スマート・ファクトリー」実現のために〜

クラウド・IoT時代にマルチベンダー環境で協調すべき5場面

製造現場などからセンサーを通じてデータを取り込み、分析した結果を製造現場などにフィードバックする「スマート・ファクトリー」構築が進んでいる。これに対応し三菱電機は、クラウド・IoT時代に対応したオープンプラットフォーム構築プロジェクトを進めつつ、AIを活用した予知保全を視野に入れている。IBM Watson Summit 2017に登壇した同社 FAシステム事業本部 オープンプラットフォーム リードアーキテクト 博士(工学) 楠 和浩氏は、日本アイ・ビー・エム GTS事業本部 テクノロジー・サポート・サービス事業統括 理事 三国 吉弘氏と対談を行った。楠氏は「工場を『つなげる』ためには、5つの場面でマルチベンダー環境で協調することが必須」と断言する。「製造業向けFA-ITオープンプラットフォーム」の発展、「AIが予知する製品保守」の実現、IoTのデータ活用、マルチベンダーのエコシステム、マルチベンダー環境の効率的な運用の5場面を楠氏が解説する。

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三菱電機
FAシステム事業本部
オープンプラットフォーム リードアーキテクト博士(工学)
楠 和浩氏


「製造業向けFA-ITオープンプラットフォーム」の発展にはマルチベンダー間の協調が重要

 生産現場では「変種変量生産への対応」「予防保全による稼働率向上」「傾向管理による品質向上」「トレーサビリティの実現」などの課題が存在する。「人・機械・ITの協調」がこれらの課題を解決すると考えた三菱電機は、フレキシブルなものづくりと生産現場の実現、サプライチェーン、エンジニアリングチェーン全体のトータルコスト削減を目指した「e-F@ctory」を提唱している。

 この実現のため、同社は「FA-ITオープンプラットフォーム」を提案した。これは、生産現場システムとITシステムとの間に、エッジアプリケーションという階層を設け、FAとITの間で情報連携を行うものだ(図1)。

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図1:製造業向けFA-ITオープンプラットフォームのアーキテクチャ


「このプラットフォームは、データを見える化・形式知化して活用するためのものです。センサーから取得した詳細なデータを要約したり、さまざまな連携のためにAPIが必要になったりするので、それを中間層に置くことにしました。この中間層のエッジアプリケーション構築に三菱電機のみならずマルチベンダーに参加していただき、アライアンスを組みながらオープンプラットフォームとして発展させていきたいと考えています」(楠氏)

この記事の続き >>
・「AIが予知する製品保守」の実現に向けて
・IoTのデータ活用で最も重要なこと
・マルチベンダーのエコシステムがこれからの製造業を「つなげる」
・会社全体でのマルチベンダー環境の効率的な運用が成功の鍵

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