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2017年08月15日

モバイル業務活用の“先駆者”DeNAが明かす「BYOD安全運用実現の4つのポイント」

ゲームをはじめ、モバイルを中心としたインターネットサービスを提供するDeNA。フィーチャーフォン時代からモバイルの業務活用に積極的に取り組んできた同社は、BYODを採用した。しかし、そこからBYOD廃止を経て「会社支給端末+BYOD」の「ハイブリッド運用」へと移行した。その時々に応じてBYODのあり方を見直してきたDeNAは、どのように社員の利便性とセキュリティを両立し、モバイルシフトを実現したのか。同社 セキュリティ部 セキュリティ推進グループの平田千幸氏が、BYOD推進に不可欠な「4つのポイント」を解説した。

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DeNAはBYOD推進の「4つのポイント」を発見した


DeNAはスマホ普及前から私物フィーチャーフォンを業務で活用

 1999年3月にインターネットオークションを手がける会社として創業したDeNA。モバイルを中心としたインターネットサービスへと業容を変化させ、最近はスマホ向けのモバイルゲームを主軸に、多岐にわたってサービスを展開している。

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ディー・エヌ・エー
システム&デザイン本部セキュリティ部
平田千幸氏

 このほど開催された「働き方改革を実現するBYOD活用/モバイルシフト最前線」に登壇した平田氏は、同社のモバイル利活用は、主に、サービスリリース後の実機確認などの検証や障害対応時の社内連絡などの「サービス運用系」と、それ以外の業務メールチェックや取引先とのやりとりなどの「通常業務」に分けられると説明する。

「2004年にスタートしたモバイルオークションのサービスは、主にフィーチャーフォン向けのサービスでした。そこで、スマホ登場以前から、社員がサービス検証などに個人端末を利用していました」

 スマホ普及が本格化してきた2009年、同社はスマホ向けモバイルゲームのサービス提供を開始するが、この頃もまだ「フィーチャーフォンを利用する社員も多かった」そうだ。その後、2011年の東日本大震災を機に、リモートでの業務継続のためにスマホのBYODを正式採用することになる。

 2012年オフィス移転に伴うオフィス課題検討によって、モバイルの業務利用に関する2つの課題が明らかになったという。1つ目は「社内連絡体制の強化」だ。

「デスクの固定電話では、社員の離席時にリアルタイムに連絡が取れません。しかし、業務用にスマホを支給すれば連絡がスムーズになります」

 2つ目は「従業員によるスマホ順応」の課題だ。スマホ普及が進み、モバイルゲームなどのサービスを展開していくにあたって、従業員自身が日々、スマホの操作性に習熟しなければならない。そこで業務用の端末を支給して欲しいとの要望が高まってきたのだ。加えて、固定電話のコストを圧縮しようという声や、私物のスマホ端末に会社の情報が残ってしまうというセキュリティ面での課題があった。

 こうした課題を解決するため、同社は2012年、渋谷ヒカリエへのオフィス移転を機にBYODをやめ、会社支給端末での運用を開始した。

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(クリックで拡大)

DeNAではオフィス移転と同時にBYODから会社支給端末へ移行


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