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  • 2017/09/20 掲載

元ホンダCIOらが徹底討論!IoT時代のBOM(部品管理表)構築術

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日本の製造業が置かれた環境は厳しい。いまや、企業規模にかかわらずグローバル化への対応は不可欠となり、さらにこれからは、IoTへの対応も迫られている。そこで重要になるのが、製品ライフサイクル管理(PLM)や部品管理表(BOM)の構築・整備だ。オンラインセミナー「IoTの登場でものづくりはどう変わるのか? IoT時代のPLM/BOM構築術」では、ホンダでBOMの改革にも携わった有吉和幸氏とPLM/BOMシステムの専門家であるPTCジャパンの後藤智氏に、IoT時代のPLM/BOMについて話を聞いた。

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(右から)PTCジャパン ソリューション戦略企画室 ディレクター・フェロー 後藤 智 氏、元 本田技研工業 情報システム部長 有吉 和幸 氏、ビジネス+IT 編集長 松尾慎司

IoTがものづくりに与えた影響は? 直線から円に変わるPLMの考え方

 さまざまなモノにセンサーを組み込み、そこから送られてくる膨大なデータを分析・活用するIoTは、すでにものづくりの世界を大きく変えつつある。2005年にIT部長としてホンダ全体のIT戦略・運営を担当し、現在はオフィス有吉の代表をつとめる有吉 和幸 氏は、製造業におけるIoTの領域は2つあると、次のように説明する。

「1つは、これまでIT部門が行ってきた“ITを活用した業務プロセス効率化”の延長線上にあるもので、M2Mがさらに大規模化し、最終的にはスマートファクトリーになって、サプライチェーン全体の効率を上げていく領域といえます。もう1つは、自社の製品自体がつながることで、これまで得られなかった製品の状態やその環境のデータを収集し、それらを活用して新しいビジネスやサービスを提供する新価値創造の領域です」(有吉氏)

 また、PTCジャパンの後藤 智 氏は、顧客ニーズをキャッチアップする新しいルートができたことが重要だと指摘する。製品に通信機能が付いたことで、顧客に直接聞かなくても、自分たちの設計・製造した製品の情報が自動的にフィードバックされ、そのデータに基づいた商品の企画・開発が可能になったということだ。

 その結果、製造業におけるPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)の考え方も変わりつつある。後藤氏は、それを「直線から円」と表現する。

「従来のPLMは、製品を生産・出荷したら行ったきりで、戻ってきませんでした。いわば直線だったのです。それが、IoTの時代になって、出荷した製品のデータが戻ってくるようになり、PLMが円になります。もちろん、上流まで戻るものもあれば、フィールドサービスの中で回していくものもありますが、IoTによって、PLMを再定義しようとする機運が高まっているのは事実です」(後藤氏)

製造業のグローバル化における課題とBOMの関係

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