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2017年03月06日
 ネットイヤー 石黒不二代氏xServiceNow対談:楽しみながらでないと生産性は上がらない

IT運用の現場では今、人材の確保が難しくなっており、今後もますますその傾向は強くなるとみられている。一方で、ビジネスのデジタル化はさらに進展し、ITなくしてこれからの企業競争を生き抜いていくのは難しい。こうした中で、企業はいかにしてTCOを削減しながら、IT保守・運用を効率化し、競争力を保ち続ければよいのか。CIOとの交流が深く、知見も豊富なネットイヤーグループ 代表取締役社長 兼 CEOの石黒 不二代氏と世界的なクラウド型運用管理サービスを手がけるServiceNow Japan ソリューションコンサルティング統括本部長のヴィクラント・プラダン氏が語り合った。


組織と業務プロセスを見直すことが重要

──労働力人口の減少などで人材確保が難しい中、IT運用の現場における生産性向上はますます重要な課題となっています。石黒さんは日本のIT運用の現場では今、どのような課題があると考えていますか。

石黒氏:ITエンジニアがカバーする職種は幅広く、IT運用といっても、システム、ネットワーク、アプリケーションと広範にわたります。その中で一つ言えることは、IT運用に携わるエンジニアは、PCのソフトウェアアップデートなど、ユーザー社員のIT周りのサポートに時間と手間を取られている現状があります。

 こうした現状に加え、IT運用は、さまざまなツールやソリューションを組み合わせて使っているので、それらが統合できずに運用が複雑化し、業務量が増えてしまう傾向があると感じます。

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ネットイヤーグループ
代表取締役社長 兼 CEO
石黒 不二代 氏

──そうした問題の背景にはどんなことがありますか。

石黒氏:問題は2つあります。1つは、日米におけるエンジニアの地位の差です。アメリカのITエンジニアは、日本に比べて地位も給与も高いです。なぜかというと、顧客企業から言われた通りにシステムを作っているわけではなく、そのコンセプトや目的、システム自体に価値があるものを提供しているので、エンジニアの給与も高いし、付加価値の高い仕事ということで、エンジニアのモチベーションにもなっています。

 その点、日本の場合は、システムを作る、ツールを使うというのが付加価値のある仕事になっていない面があります。

 もう1つは、ユーザー企業サイドの問題で、事業のKGI、KPIがまずあって、それを実現するためにどんなシステムが必要か、というプロセスで導入するよりも、競合他社が入れているから導入しようとか、横並び意識になりがちです。

 ですから、エンジニアにとって価値のある仕事が、顧客企業からも求められていない、結果として、足回りの仕事ばかりで忙しくなっているというスパイラルに陥っているのではないでしょうか。

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