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2017年03月31日
 【物語で理解】子会社で「粉飾」発覚!ガバナンスを強化して、売上増までつなげる方法

創業20年、中堅企業の名総で大事件が起きた。グループ子会社の小総で役員の使い込みが発覚したのだ。これには名総の名波社長も大激怒。あらゆる方向からこうした事態が二度と起きないよう対策を講じることとなった。情報システム部門の部長、仁科も呼び出され、グループ企業間の資金の流れを把握するシステム作りを命じられた。ただし「ピンチこそチャンス!」の経営哲学を持つ名波は「損失を出さないためだけの投資は意味がない! 同時に業務改善や売上アップにつなげるように!」と条件を付けた。そこで、仁科がとった行動は……。

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グループ子会社で不祥事が発覚! 原因は会社ごとの会計処理にあり

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【清宮】仁科さん、こんにちは。ごぶさたしております。今回は、大変な事件が起きてしまいましたね。

【仁科】清宮さん、おひさしぶりです。今回はわざわざ来ていただいてすみません。まさか、小総の役員があんなことをするなんて……。もちろん、その役員に責任がありますが、会計処理をグループ各社に任せっきりにしていた我々の責任でもあります。名波社長もそれを痛感していて、今回、このような不祥事を起こさない仕組みを作れという厳命が下りました……。それで、ITと会計の両方に強い清宮さんのことを思い出したという次第です。

【清宮】そうでしたか。声をかけていただいたのはうれしい限りですが、責任は重大ですね。それで、仁科さんの現状認識はどうなのでしょうか。

【仁科】グループ各社の会計システムがバラバラなのが問題です。ただ、当社はいくつかの会社を買収してできた歴史的な経緯もあり、業務の進め方を各社に任せてきたのは確かです。本社では、子会社の会計データを受け取って管理していますが、あくまで決算ベースなので、途中のプロセスは十分に把握できていないのです。

【清宮】なるほど。子会社の歴史や社風は尊重するとしても、会計という観点ではもっと一元的に把握すべきですね。

【仁科】それにもう1つ。実は、名波社長から「ただ失敗の穴埋めはイヤだから、同時に業務改善や売上アップにつなげるように!」とも言われていまして……。

【清宮】なるほど「ピンチこそチャンス!」ですね。実は、名波社長の考え方には、以前から共感するところが多かったのです。俄然、やる気が出てきましたよ!

<名総が抱える課題>
・グループ全体の会計処理が不透明
・使い込みなどの不正を防ぎたい
・会計システムがグループ各社でバラバラ
・上記の解決と同時に業務改善や売上向上も果たしたい

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