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2017年04月27日
 東大 喜連川 教授対談:データ至上主義の時代に「API」はどのような役割を持つのか

あらゆる業種、業態で「データ活用」が経営課題となり、IoT(Internet of Things)は、インフラ整備のフェーズからデータ活用のフェーズに移行したといわれる。そうした中で、IoTデバイスだけでなく、異なるアプリケーション、サービス同士を連携し、新たな機能や価値を提供する「API」にますます注目が集まる。そこで、APIの最新動向や活用のポイントについて、データベース工学の権威で、ビッグデータに造詣の深い東京大学 生産技術研究所教授、国立情報学研究所長の喜連川 優氏と、日本CA APIマネジメント・ソリューション営業部の武田 太 氏、日立ソリューションズ セキュリティソリューション本部の中川 克幸 氏に語ってもらった。


「活用可能なデータ」が企業の差別化ポイントになってきている

──IoTによるセンサーデータ、オープンデータをはじめ、データの価値が高まっています。この現状をどう見ていますか?

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東京大学 生産技術研究所教授
国立情報学研究所長
喜連川 優 氏

喜連川氏:データを活用し、データドリブンな経営を行うという意味で、以前にも増してデータの重要性が注目されています。感覚的な経営ではなく、客観的なデータを中心に据えるという考えが一般化してきたと思います。また、近年はデータを補足する手段としてとりわけ、IoTが注目されていると言えます。これはシステムを可観測にするツールともみなせます。

 こうした流れは、一過性なトレンドではなく、定常的な流れとして定着するのではないかという感触を持っています。すなわち、ビッグデータという言葉はITバズワードとして消えるのではなく、大きなIT領域となっていくと考えます。

武田氏:先生のおっしゃる通り、データの重要性というのは、不可逆的な流れだと思います。ビッグデータの解析にAIを活用することや、データ流通、連携の仕組みとしてブロックチェーンというテクノロジーにも注目が集まります。さまざまな要素技術が進化している中で、データをいかに連携、活用することで価値を生み出すか、我々もソリューションベンダーとして注力しているところです。

中川氏:サーバやPCといったハードウェアの進化で、短時間で処理できるデータ量はかなり増加しました。データ活用の機会が増えていく中で、そのデータを「どう安全に活用するか」というところがフォーカスされてきていると感じます。

──いわゆる「API」がテクノロジーの話題から、ビジネスの話題に転換してきたことについては、どうご覧になっていますか?

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