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2007年04月05日

【オンラインムック】経営革新を支える日本のCIO

【CIOインタビュー】 キリンビールの一大プロジェクト、全社6000台の電話をIP電話に移行

麒麟麦酒株式会社は、全社6000台の電話をIP電話に移行した。それは、新たな情報インフラとしての将来性に期待しての一大プロジェクトであった。今回の情報リーダー研究では、麒麟麦酒株式会社 情報企画部の藤陽一氏、宮入一将氏に話を聞いた。

【マネジメント】『CIOインタビュー』麒麟麦酒株式会社 情報企画部 藤陽一氏、宮入一将氏

麒麟麦酒株式会社 情報企画部 部長代理(2005年11月当時) 藤陽一氏(右)、情報企画部 主任 宮入一将氏(左)


藤 陽一氏 (Yoichi Takafuji)
麒麟麦酒株式会社
情報企画部 部長代理(2005年11月当時)

1977年入社。2003年よりキリンビール情報企画部に。

宮入 一将氏 (Kazuyuki Miyairi)
麒麟麦酒株式会社
情報企画部 主任

1995年入社。キリンビジネスシステムからキリンビール情報企画部に戻った現在、情報インフラの計画を担当。




新たな情報インフラとして全社規模でIP電話を導入


 キリンビールのシステム部門は、主に方針策定や企画を担当する。システムの開発/運用は、システム子会社のキリンビジネスシステムが担当し、さまざまなシステム開発やネットワークインフラの整備を進めている。そんなキリンビールにとって一大プロジェクトとなったのが、2004年から2005年にかけて行われた、全社へのIP電話の導入である。

「あらゆる面におけるコスト削減が課題となっていましたから、電話などの通信費も例外ではありませんでした。2002年頃から内線と外線の電話の通信費を下げる施策としてIP電話が候補に挙がっていました。その後、導入が決定され、2003年から内線の置き換えに着手し、2004年にはほぼ完了。現在、外線の置き換えを遂行している最中であり、2006年12月には置き換えを完了させる見込みです」(宮入氏)。

 しかし、単に置き換えといっても、交換機が86台も構内に存在すると、それにぶら下がる端末も膨大な数になる。トラブルも正直多かったという。また、電話の管理は総務部、コンピュータの管理は情報企画部と分かれていたものが、IP化により合同のプロジェクトとなったことで、スムーズな導入ができるかどうかが懸念された。

「あらかじめ部署間を回って命令系統や決裁ポイントを明確していたことが役に立ちました。また、他社では安定性を心配する総務部がボトルネックになるらしいのですが、当社の場合は総務部と協働でプロジェクトを推進したため、とてもスムーズな導入が実現しました」(宮入氏)。

 まだ途中ではあるものの、半分を置き換えたところで、すでにかなりのコストメリットが確認できていると語る。ただし、置き換えによるコストもそれなりに大きかった。

「もっともコストがかかったのは、テストの部分でしょうか。IP電話は電話機の形をしたコンピュータですから、稼動までのテスト時間が全体の3分の1を占めました。それだけコストもかかりました。単にIP電話を入れれば安くなるという風潮がありますが、そのあたりをしっかり見定める必要がありますね。」(宮入氏)。

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