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2007年03月26日

【オンラインムック】経営革新を支える日本のCIO

【CIOインタビュー】 東レの情報リーダーが語る、情報システム部門の役割とリーダーの務め

情報システム部門の人間は、会社の業務をどのあたりまで知る必要があるのか。また、後継者育成のためにリーダーが担うべき役割とは何か。今回の情報リーダー研究では、東レの情報システム部門長である重松直氏へのインタビューをお届けする。

【マネジメント】『CIOインタビュー』東レ 情報システム部門長 重松 直氏
東レ 情報システム部門長
重松 直氏

重松 直氏
(Naoshi Shigematsu)
東レ
情報システム部門長

1969年、東洋レーヨン(現東レ)に入社。
繊維・フィルム・ケミカル工場の電気計装や自動化設備全般、エレクトロニクス機器事業の膜厚計や欠点検査装置開発等を経て、1998年、システム企画開発部長。
以降、同社の情報システムの企画・管理・開発全般に携わる。
2002年6月より現職。


業務のシステム化をリードしてきた東レ


 東レについて、多くを語る必要はないだろう。合成繊維のイメージが強いが、ファッションだけでなくスポーツ、医薬・医療、航空・宇宙分野も手がけるメーカーだ。「研究・技術開発こそ、明日の東レを創る」という信念に基づき、私たちの生活に貢献する技術開発に力を入れる。

 新しい価値と高い品質の追求を行う東レの情報システムリーダーは、情報システム部門長の重松直氏だ。重松氏は、1969年、東レに入社。約30年間、工場の制御、測定、電力などの生産設備を担当してきた。その後、情報システム関係に移り、システム企画開発部長を経て、情報システム部門長に就任している。情報システム部門は、システム企画開発部とシステム運用部の2つの組織で構成されている。それぞれの工場にも数名ずつシステム担当がおり、合わせて約100名を重松氏が統括していることになる。

 東レ社内のIT化は、素材メーカーゆえ、早くから進んでいた。それは重松氏の入社前の時代から続くもので、メインフレームなどの汎用大型コンピュータも積極的に導入されてきた。最初は経理のシステムが入り、次は営業、人事といった形でシステム構築が進んだように、あるひとつの業務を効率的にするために、情報システムを主体にやっていくという流れが自然とあった。「だが」と重松氏は言う。


情報システムの利用部署と「起案」することが大切


「システム化は、情報システム部門だけでは、とてもできないわけです。したがって、『こういうことが効果としてあるのではないか』という提案をして、しかるべき決済を受けて、仕事を始めるときにはできるだけ、そのシステムを使う部署と我々が共同で起案していくことが大切になります。ただ、利用部署から『言ってこなかったからやらない』というのでは話にならないので、『こういうふうにしたらうまくいくのではないか』という提案ができる部門になりたいと思っています。」

 他部門と連携し提案していくためには双方が理解し合うことが大切になるが、他部門から情報システム部門への理解がなかなか得られていないのが現状だ。いかに情報システム部門が戦略的に重要な役割を担っているかを理解してもらうこと、そして、適切な権限移譲が行われることが、東レに限らず、多くの企業で課題となっている。

 その解決方法のひとつとして、東レでは情報システム部門の全体像(ビジョン)と、取り組み(仕事)についてをまとめた「情報システム白書」を発行している。じつは、白書自体は10年以上前から手がけているのだが、あまり見てもらえないのが実情だった。そこで、2002年からエグゼクティブサマリー(要約版)を作るようになった。

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