【2008年02月15日 00時00分 更新】

日立、リコーなど、著作物の複写利用管理システムの実験に成功

日立製作所、日立システム九州、リコー、ゼンリンの4社は、無線ICタグを活用した「著作物の複写利用管理システム」の実用化に向けた実験を2ヶ月間行い、終了したと発表した。

 実験の結果、著作物の複写状況に応じた課金をはじめ、その管理や回収に至る同システムの有効性が確認でき、成功したという。

 同システムは、著作物の利用状況に応じて複写利用料の支払いを可能にするもの。著作物には、日立製作所の世界最小クラス無線ICタグ「ミューチップ」を装着、複写の際、ミューチップの読み取り装置を装備したリコーデジタル複合機によって複写利用記録を取得し、日立システム九州が開発する「複写利用料管理システム」により管理するという。

 著作物の複写利用については、著作権法で、事前に著作権者の許諾を得る必要があるとされているが、現状、不適切な複写利用が日常化している。また、著作権者の許諾を得るためには、煩雑な作業が必要で、容易に著作物を複写できる環境が整備されていない。このような中、2007年の著作権法の改正(第119条、第124条)により、著作権侵害による罰則が強化、企業においては法令順守や著作権侵害リスク管理、知的財産権の保護といった意識が高まってきている。今回、4社が行った実験が実用化されれば、こういった課題が一気に解決できる可能性が強まるとみている。


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