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2009年03月18日

武蔵大学経済学部 准教授 黒岩健一郎氏

【市場志向型経営の構図 第7回】情報普及の優秀事例

前回は、マーケティング・リテラシーの3つの能力のうち、情報生成に関する優秀事例を紹介した。今回は、情報普及に関する優秀事例を取り上げる。生成した市場情報を各部門へどのように効果的に普及しているのか、具体例を見ていこう。

執筆:黒岩健一郎

生成と普及を同時に

  情報普及というと、ある部門が生成した市場情報を別の部門に伝達するというプロセスを想像するだろう。しかし、市場情報を必要としている部門が自ら生成する方法もある。情報生成と情報普及をツーステップで行うのではなく、ワンステップで実施するのである。

 ユニ・チャームでは、グループ・インタビューなどの定性的な市場調査を実施する際、リサーチ担当者だけでなく、マーケティング担当者や製品開発担当者といった関係者が共に立ち会うことが多い。インタビュールームの横のミラールームから、インタビューの様子を観察するのである。調査に多くの人員を割くことは、無駄なコストをかけているようにも見えるが、リサーチ担当者だけが立ち会って、数日後に調査結果の報告を各部門にするよりも、早く正確な情報が伝わる。言葉では表現しにくい内容が伝達漏れになる心配もない。インタビュー直後に、異なる部門の従業員が、鮮明な記憶をもとに多様な視点から議論することで、創造性の高いアイデアが生まれ、情報の生成度が高まるのも大きなメリットである。

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