• 2010/06/30 掲載

シャープ、SAPの化学物質管理ソリューションを基盤にした「REACH化学物質集計システム」を導入

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シャープは、SAPの「SAP product and REACH compliance」を基盤とする化学物質管理システム「REACH化学物質集計システム」を構築、導入した。
 シャープは、2007年に欧州で施行されたREACH規則(参考リンク:RoHSとは?REACHとは?ヨーロッパ生まれの環境対策基準)に対応するため、SAPの「SAP product and REACH compliance」を基盤とする化学物質管理システム「REACH化学物質集計システム」を構築、導入した。開発および構築は、シャープの関係会社であるシャープシステムプロダクト(以下、SSP)が行い、2010年6月から本格稼働しているという。

 SAP product and REACH complianceは、環境・安全・衛生に関する規制対応やコンプライアンス遵守をサポートする「SAP Environment, Health, and Safety Management(SAP EHS Management、エスエイピー・イーエイチエス・マネジメント)」の一機能として提供されているもの。

 今回導入したシステムにより、複写機など部品点数が1000点を超える製品の化学物質含有量の集計、グローバルで一元的に化学物質含有情報を収集・管理することなどが可能になったという。また、多言語対応のため、今後のREACH規則などの含有化学物質規制の他国・地域への拡大にも対応ができるという。

 このシステムは、すでに同社で稼働していたSAP ERPとの親和性が高く、同システムの構成表データや販売データを活用し、液晶テレビなどの商品や液晶パネルなどのデバイスの1個当たり、さらには欧州向けに出荷する全体の化学物質含有量の集計が容易に行える。これにより、REACH規則に対するコンプライアンスチェックが自動で実施でき、管理の高度化を実現した。

 このシステムは、シャープにおける環境分野でのシステム構築で実績を持つSSPが開発を担当。シャープとSSPは、2009年6月に導入プロジェクトを開始、約1年で運用開始に至ったという。

 なお、SSPでは、SAP product and REACH complianceを基盤に、商品・デバイス双方に対する当システム導入で培った、業界標準フォーマットや製品別の含有化学物質量集計結果の世代管理等の固有要件への対応経験やノウハウを、「シャープREACHモデル」としてテンプレート化し、REACH規則対応を検討している企業へ提供する。

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