• 2010/11/16 掲載

JPEGデータも50%に圧縮できるデータ圧縮の「第3のテクノロジー」--ニューパワー CEO マイク・パワー氏

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企業内のデータ量の増大が大きな問題になっている。IDC Japanの調査によれば、各種オフィス文書、画像などのデータ増加率は62.8%、データベースでも24.7%に達する。こうした課題は「重複排除では解消できない」として、「第3のテクノロジー」を提供しているのが英ニューパワーソリューションズだ。同社CEO マイク・パワー氏が11月12日に来日し、オーシャンブリッジ主催のイベント「NXPowerlite Day 2010」で講演を行った。
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オーシャンブリッジ
代表取締役社長
高山知朗氏
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英ニューパワー
CEO
マイク・パワー氏
 企業におけるデータ量が爆発的に増大している。IDC Japanの調査によれば、企業のストレージ投資の重点ポイントとしてもっとも多かった回答は「データ量増大への対応」。「企業にとってデータ容量増大への対策は、緊急課題」(オーシャンブリッジ 代表取締役社長 高山知朗氏)で、「ストレージのセキュリティ対策やバックアップ対策すら二の次になりつつある」という。

 こうした問題を解決するために、データの圧縮、ならびにデータの重複排除技術が注目されているわけだが、こうした技術だけでは、ネットワークやスマートデバイスへの負荷増大は避けられないと高山氏は指摘する。

 そこで、データ圧縮、重複排除に続く、「第3のテクノロジー」を提供するのが、英ニューパワーのデータ削減ソフト「NXPowerLite」だ。

 同ソフトウェアの機能は、ビジネスシーンで多様されるMicrosoft Officeなどで用いられている不要な要素を排除し、最適化するというもの。たとえば、PowerPoint内に埋め込まれたExcelファイルや、不必要に高解像度で大容量の画像ファイルの容量を最適化するのだという。その結果、Wordで68%、Excelで76%、PowerPointで84%、JPGファイルそのものも50%程度に圧縮できると試算する。

 英ニューパワー CEOのマイク・パワー氏は「企業内において58%を占めるのがMicrosoft Officeを中心に作られる非構造データだ」と指摘。「ビジネスシーンで最も多く使われているファイル形式に対してデータ容量削減を実現できる」と同社製品の強みを強調した。

 現在、同製品は英デンソー、米LVMHなどで利用されており、日本ではオーシャンブリッジを販売代理店としてソフトバンクBBや海上自衛隊などでの利用実績があるという。

 今後は2011年6月をめどにPDFファイルへの対応、さらにOutlookの個人アーカイブであるpstファイルへの対応を予定している。

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