• 2010/12/29 掲載

第一生命、豪TOWER Australiaを完全子会社化 スキーム・オブ・アレンジメント活用

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第一生命保険は28日、同社が28.96%の株式を保有する関連会社、オーストラリアのTOWER Australia Group(以下、タワー)の残りの株式を全株取得し、完全子会社化すると発表した。買収額は1000億円弱。すべて現金により支払われる見込みで、2011年5月に完了する予定。
 タワーは保有契約保険料で豪州4位の生命保険会社で、2010年9月期の純利益は8,700万豪ドル(約73億円、第一生命は2010年3月期で556億円)だった。豪州の保険市場は年率10%以上で成長を続けており、今後も二桁成長が見込まれるため、完全子会社化により豪州での事業基盤を強化する狙い。

 今回買収にあたって、第一生命ではスキーム・オブ・アレンジメント(Scheme of Arrangement)という手法を採用。買収規制のある豪州ではよく用いられる方法で、株主総会における投票議決権の75%以上かつ出席投票株主の過半数の承認と裁判所の許可が必要なことから、買収対象企業の協力が求められるため、友好的な買収手法とされている。

 タワーの独立取締役は、同社株主の利益に資するとの第三者(Independent Expert)意見が得られることなどを条件として、全員が本件に賛同したという。

 今後は、日本やオーストラリアの関連当局の認可やタワーの株主総会での承認などを前提に完全子会社化に向けたプロセスを進めていく。

 第一生命では、タイ、インド、ベトナムの生命保険各社に投資しており、今後もグローバル展開を加速していくものとみられる。

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(出典:第一生命保険資料,2010)

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