東京電力の発表によると、6月各週の電力供給力は、７～10日で4,350万kW、11～17日で4,710万kW、18～24日で4,870万kW、25～7月1日は4,960万kW。これに対して、想定最大電力は各週いずれも供給力を下回る見通しだという（下図参照）。これにより、6月も計画停電の原則不実施を継続できるとした。

　しかし、経年火力の連続稼動等による計画外停止や異常な猛暑による需要の急増等が発生した場合、需給の安定確保に支障をきたす可能性があるとした。東電は、これまで検討してきた追加の供給力対策を着実に実行していくとし、同時に節電への理解、協力を求めていくとした。