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  • 2011/06/28 掲載

グローバル化を進める企業のITアウトソーシングのポイント:ガートナー 松原榮一氏

日本企業のビジネスグローバル化進める5つのパターン

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JUAS(社団法人日本情報システム・ユーザー協会)の「企業IT動向調査2010」によれば、グローバル化を図っている日本企業のうち、日本のIT部門が各国のIT予算を管理していると答えた企業は15%だった。これは逆の見方をすれば、ほとんどの企業でITの予算管理がローカルに分散しているということだ。ガートナー リサーチ バイス プレジデントの松原榮一氏は、「今後日本のIT部門が、グローバルなIT予算を管理しなければならないという課題を付きつけられていると考えたほうがいい」と指摘する。

執筆:レッドオウル 西山 毅、構成:編集部 松尾慎司

執筆:レッドオウル 西山 毅、構成:編集部 松尾慎司

レッド オウル
編集&ライティング
1964年兵庫県生まれ。1989年早稲田大学理工学部卒業。89年4月、リクルートに入社。『月刊パッケージソフト』誌の広告制作ディレクター、FAX一斉同報サービス『FNX』の制作ディレクターを経て、94年7月、株式会社タスク・システムプロモーションに入社。広告制作ディレクター、Webコンテンツの企画・編集および原稿執筆などを担当。02年9月、株式会社ナッツコミュニケーションに入社、04年6月に取締役となり、主にWebコンテンツの企画・編集および原稿執筆を担当、企業広報誌や事例パンフレット等の制作ディレクションにも携わる。08年9月、個人事業主として独立(屋号:レッドオウル)、経営&IT分野を中心としたコンテンツの企画・編集・原稿執筆活動を開始し、現在に至る。
ブログ:http://ameblo.jp/westcrown/
Twitter:http://twitter.com/redowlnishiyama

日本企業のビジネスグローバル化における5つのパターン

photo
ガートナー リサーチ
バイス プレジデント
松原榮一氏
 ITのグローバル化を考える前に、松原氏はまず、日本企業のビジネスのグローバル化におけるパターンを5つに分類した。「製品輸入」、「工場進出」、「現地生産/現地販売」、「現地化」、そして「グローバル」だ。

 製品輸入の段階では、販売/物流と一般管理が主な業務プロセスとなる。

 次に工場進出の段階に進むと、発展途上国に工場を作って部品を日本から送り、現地で生産した製品を日本に輸入するようになる。ここでは、業務プロセスに生産/物流と輸出が入ってくる。

 やがて途上国自体でも市場が立ち上がってくると、現地生産/現地販売のフェーズに移る。輸出はなくなるが、部品調達が現地で行われることになる。

 このパターンがさらに進むと、現地化が行われる。現地の特性に合わせた製品を開発するという業務プロセスがさらに加わる。

 そしてこの先にあるのがグローバル化だ。単なる現地化ではなく、この製品を作るなら、世界規模で見てどこが最適なのかを考えた仕組みを作っていかなければならない。

「恐らく日本の先進企業は、既にこういう段階に到達している。ビジネスの場は、大変な勢いでグローバル化を進めようとしている」(松原氏)

ITのグローバル化はビジネスの視点から考える

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