みずほフィナンシャルグループ(FG)は14日、子会社のみずほ銀行(BK)とみずほコーポレート銀行(CB)が合併することを取締役会で正式決定したと発表した。2012年4月から実質ワンバンク体制をスタートさせ、2013年の上期中に合併を行う予定。
FG、BK、CBは、合併に向けた準備作業を円滑に推進するために、みずほフィナンシャルグループに「統合推進会議」、およびその事務局として「統合推進プロジェクト・チーム」を設置する。同行は7月より、プロジェクトチームとして「グループ組織」「実質ワンバンク化」「人事改革」「事務基盤整備」「次期システム」を立ち上げていた。また、分野ごとの個別の合併準備作業については、統合推進会議の下に「作業部会」を設置し推進していく考え。
今回の合併に伴う共通機能集約と生産性向上によって、現在、BKとCBを合わせて約2万7000人いる従業員のうち3000人を削減、役員数も20%程度の削減するという。さらに、みずほ証券でも700人程度の人員削減を盛り込んだ「業務基盤再構築プログラム」を実施していく考え。最終的に粗利益増強600億円、経費削減400億円、合わせて1,000億円のシナジー効果を見込む。