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2011年11月24日

Wyse Technology社 マーケティングおよび戦略最高責任者 ジェフ マクノート氏 インタビュー

「日本・アジア市場に最適化された製品を投入し、多様なデバイスニーズに対応したい」──Wyse Technology社 ジェフ マクノート氏

Wyse Technology社はシン/ゼロクライアントの世界的なリーダー企業だ。ハードウェア/ソフトウェア両面で仮想デスクトップ環境を提供する総合的なベンダーとして知られ、フォーチュン500の約80パーセントの企業は、Wyse Technologyの製品・ソリューションを導入している。ヴイエムウェア主催のvForumに参加するため来日中のWyse Technology社 マーケティングおよび戦略最高責任者 ジェフ マクノート(Jeff McNaught)氏に、欧米におけるシンクライアント市場の最新動向、日本での今後の戦略などについて話を聞いた。

(※)Wyse Technology社では従来のシンクライアントよりも少ないソフトウェアで機能するものを「ゼロクライアント」と呼んでいる。

欧米ではクラウドの導入が加速、特に教育・医療・金融・政府分野での成長に期待

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Wyse Technology社
マーケティングおよび戦略最高責任者
ジェフ マクノート(Jeff McNaught)氏

──ここ1年間での欧米におけるクラウドコンピューティングの市場動向をお聞かせください。

 まず、この1年間で弊社は予想を上回る2倍の売上を達成しました。背景にはクラウドコンピューティングの加速度的な普及があります。特に米国では、教育関係、政府関係、民間、公的部門のさまざまな組織で導入が進みました。これまでは組織の一部だけの利用にとどまっていたのが、より広がった印象です。私どものお客様でも、14万台ものPCをシンクライアントに移行した例があります。

 今後、特に導入が著しいと予想されるのが医療分野です。欧米では医療は非常に規制が厳しい分野です。特に個人情報、カルテ情報の保護は最大の懸念事項です。今後、紙のカルテから電子カルテに移行するにあたって、仮想化されたクラウドコンピューティング環境への移行が進むと思います。

 金融サービスも大きな成長が見込める分野です。銀行、保険、株式トレードなどは、顧客の情報セキュリティが非常に重要です。同時に、景気が後退している厳しい状況下でコスト削減も求められていますので、クラウドコンピューティングへの移行がさらに進むでしょう。

 また、今年は政府レベルでの導入も目立ちました。セルビア政府は3万台のシンクライアント端末を学生向けに導入しましたし、南アフリカでも、政府主導で9万台のシンクライアント端末が学校に導入されました。いずれも弊社の製品です。1台あたり100ドル未満という低価格により、こうした国々でも生徒達に最新のデスクトップ環境を提供できたのです。

──ワイズの製品・テクノロジーの中で最も重要なものを1つ挙げてください。

 Wyse ThinOSです。我々は10年前からWyse ThinOSの開発を始めました。この技術によって、クラウドとクライアントとのやりとり、セキュリティプロトコルの遵守などを実現できました。シンクライアント用OSにはさまざまなものがあります。たとえば、Windows組み込み型ですと、Windowsでしか実現できない機能を利用できますが、非常に重くなります。しかし、ほとんどのお客様が求めているのは、管理やウイルス対策が不要で、自動的にメンテナンスできる製品なのです。

 もう1つ忘れてならないことは、エンドユーザーは、つねに最高の経験を求めているということです。シンクライアントにチャレンジした企業の多くが失敗した理由は、低価格は実現できても、パソコン上で経験できる最高の経験をエンドユーザーに提供できなかったことです。

 Wyse ThinOSは、シンクライアントに求められる要求を満たしたOSです。Wyse ThinOSを利用することで、IT部門はメンテナンスを最小化でき、エンドユーザーはパソコンと変わらないリッチな経験を得ることができます。

>>次ページ 「パソコンは仮想デスクトップのエンドポイントデバイスとしては不適切」

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