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- 2012/04/17 掲載
中堅中小企業を変える!ビジネスが行き詰まる3つのパターンと対応策
JASISA|一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会 会員
幸本陽平事務所 代表
製造業やIT関連業、地方自治体などに対し、マーケティングを中心としたコンサルティングを行うほか、研修およびセミナーの講師として活動している。外資系高級ブランドのマーケティング・販売促進・経営企画を長年担当した経験を生かし、企業がすぐに取り組めるマーケティング施策の導入提案を得意とする。特に社会の問題解決と事業の収益化を同時に目指す「社会問題解決(SIR)マーケティング」を提唱・推進している。中小企業診断士。
中小企業の経営=社長のあり方
私はマーケティングを始めとする企業の研修やコンサルティングを中心に行っている。中小企業診断士でもあるため、企業の改善のための業務を頼まれることもある。具体的には、銀行や関係各所に提出するための改善計画書を作成したり、今後の組織やマーケティングなどの経営方針を練り直したりといったことである。大企業は別として、一般の中小企業はそのような改善や業務の見直しといったことは、苦境に立って初めて着手し始めるものである。それも銀行や取引先といった外部の圧力によって「やむなく」開始するのが一般的である。そのため、私に依頼が来るときは、すでにかなり状態が悪化していることが少なくない。むしろ、ガタガタなのが普通である。
そのような状態の企業に接するたびに「どうしてもっと早く対処しなかったのか」と思わざるを得ない。とはいえ、中小企業のトップはたいてい「職人」や「技術者」であり、経営がしたくて社長になった人はむしろ少ない。そのため、どうしても経営全般を見渡すのが必ずしも得意ではないのである。経営状況が良くないとわかってはいるが、赤字とはいえ不渡りさせ出さなければなんとかやっていけるので、そのまま時が過ぎてしまうのである。
中小企業は、ほぼイコール社長の資質であると言ってよく、社長によって成否の8割は決まるといっても過言でない。そのため、社長の数だけ経営スタイルがあり、そこに絶対の成功法則はない。しかし、業績の悪い企業に数多く接すると、「中小企業が事業に行き詰まるパターン」が見えてきた。そのパターン3タイプを【ヒト】【カネ】【事業】にわけて紹介する。自社がその状態に陥っていないか、また、今後そうならないためにはどうすればよいかの指針になれば幸いである。
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