丸紅情報システムズは、製造業向け輸出管理業務支援ソフトウェア「マンボウ・フォア・マニュファクチャリング（M・ANBOU for Manufacturing）」を販売開始した。

　「マンボウ・フォア・マニュファクチャリング」は、商社の輸出管理用に2012年2月発売された、該非判定と顧客審査を行う業務支援ソフトウェア「マンボウ（M・ANBOU）」を、製造業向けに再構築した商品となっている。製造業においては輸出を予定する製品の該非判定を、開発後任意のタイミングで行うことが必要。既存商品のマンボウでは、輸出を行うタイミングで該非判定と顧客審査を同時に行う設定になっていたが、本製品では該非判定と顧客審査のプロセスをそれぞれ独立させ、任意のタイミングで別々に行うことを可能にしている。実際の取引では、輸出審査時に事前に実施済みの該非判定や顧客審査の結果を取り込むことができる。

　輸出品目や仕向地・需要者（顧客）が、規制される対象であるかどうかを判断する、該非判定作業を支援する機能では、該非判定作業に必須となる契約書・仕様書等の書類添付と管理機能を標準で搭載している。また、ワークフローエンジンを装備し、安全保障貿易管理業務における企業の内部規定（コンプライアンス・プログラム／CP）に則った承認プロセスの設定が可能だ。入力した情報から経済産業省への輸出許可申請書を出力する機能も搭載されている。