BRMS（Business Rules Management System：ビジネスルール管理システム）とは、業務ルールを業務システムから切り離して管理し、業務担当者がコーディングレスで業務ルールの変更が行える製品のこと。日本においても、業務ルールが複雑で頻繁に変更される、生損保、銀行、証券、通信分野などを中心に関心が高まっている。

　日立ソリューションズは、BRMSの導入コンサルティングで豊富な実績を持つブレイズ・コンサルティングと協業し、米国プログレスソフトウェア社のBRMS「Progress Corticon」を活用した「ビジネスルール管理システム Progress Corticon BRMSソリューション」の提供を開始する。

　「Progress Corticon」は、表形式の入力画面で業務ルールを定義でき、また業務ルールの変更による矛盾を検出する論理チェックや、業務システムへ反映した場合の機能チェックを通して、正確で作業効率の高い業務ルールの作成が可能になるという。


　さらに、業務ルール数やデータの複雑さが増しても、同社が米国特許を持つDeTI（ディーティ、Design-Time-Inferencing）アルゴリズムにより高い性能を発揮できる。

　日立ソリューションズとブレイズ・コンサルティングは、本製品を核に、日立ソリューションズのSI力と、ブレイズ・コンサルティングのBRMSコンサルティング力を生かし、与信や保険加入の審査がある生損保や銀行、証券分野、料金プラン変更が多い通信分野などをはじめ、業務ルールが大量かつ複雑で、頻繁に変更される企業に向けて「ビジネスルール管理システム Progress Corticon BRMSソリューション」を提供していく。

　価格は個別見積り。