• 2013/08/22 掲載

米フェイスブックら7社、「Internet.org」を設立 50億人にインターネットを

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米フェイスブックは21日、エリクソン、メディアテック、ノキア、オペラ、クアルコム、サムスンらとともに、発展途上国の50億人がインターネットを利用できることを目標とかかげるグローバルパートナーシップ「Internet.org」の立ち上げを発表した。
 フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、「発展途上国の人々には、依然として“ナレッジエコノミー”につながって参加するための大きな障害が存在している。Internet.orgは、こうした課題に立ち向かうために立ち上げた。」と説明する。

 現在、インターネットにアクセスできる人口は27億人いるが、世界人口の3分の1に過ぎない。Internet.orgの目標は、まだ接続できていない残りの3分の2の人々がインターネットへアクセスできることにあるという。

 Internet.orgでは、大きく3つの重要課題を設定。1つめは、安価なネット接続を可能にすること。データを配信するコストを減少させる技術を開発し、採用するために注力する。中でも携帯電話事業者は、エコシステム全体を最適化するために、この取り組みの中心的な役割を担うという。

 2つめは、データを効率的に使用するということ。データを効率的にキャッシュするためのシステムを構築し、データ使用量を削減するためのフレームワークを作成することで、ネットワーク転送効率を向上させるという。ここには画像データの圧縮ツールなども含まれる。

 3つめは、人々が簡単にインターネットにアクセスするための持続可能な新しいビジネスモデルやサービス開発をサポートすること。手頃な価格のアクセスを提供するモバイル事業者、デバイスメーカー、開発者やその他企業のインセンティブをもたらす新モデルをテストする。そのほか、現地の実情にあったローカライズサービス、複数言語対応などを図っていく。

 フェイスブックのほか、エリクソン、メディアテック、ノキア、オペラ、クアルコム、サムスンなどが創設メンバーとして参画。さらにNGO、学者、専門家などを巻き込み、業界や政府に働きかけていく。

 フェイスブックは今回の発表に合わせて、「インターネット接続は人としての権利か?」と題する資料を公開している。

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