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- 2013/10/28 掲載
オバマやビヨンセの個人情報が違法売買される「SSNDOB」、その驚くべき手口とは?
早稲田大学大学院国際通信研究科卒業後、2007年に野村総合研究所に入社。NRIセキュアテクノロジーズに出向し、システムのセキュリティをチェックする「セキュリティ診断」サービスや、最新サイバーセキュリティ情報の調査・研究・情報提供を通じて数多くのプロジェクトに参画。
アンダーグラウンドを跋扈(ばっこ)する個人情報データベース
米国の「SSNDOB」という個人情報を売買する違法サービスを巡っては、かねてよりさまざまな問題がありました。このSSNDOBというサービス、「SSN」(Social Security Number:社会保障番号)と「DOB」(Date Of Birth:生年月日)を意味する名称のようですが、個人情報をデータベース化して提供するサービスで、1件あたり$0.5~2.5、さらに$5~15で信用・身元調査までするというものです。このサービスの“品揃えの良さ”は一級品で、数百万件の米国人の個人情報を蓄えており、本年3月頃にもビヨンセ、カニエ・ウェストといった有名人に関するデータや、果てはミシェル・オバマ、CIA長官、FBI長官といった政府関係者のデータまであったということが話題になりました。
長らくこのサービスの商材である個人情報がどのようにして得られているかは不明でしたが、実はLexisNexis、Dun & Bradstreet、Kroll Background Americaといった米国の正規大手データアグリゲータ(情報収集解析企業)からハッキングして得られたものである、ということがこのたび明らかになりました。
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