• 2013/10/25 掲載

出光興産やアルタガスなど3社、加ペトロガスへ420億円出資 LNG・LPGアジア展開強化

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出光興産とアルタガス、ペトロガスエナジーの3社は、出光興産とアルタガスが折半で共同出資するAltaGas Idemitsu Joint Venture Limited Partnership(以下、「AIJVLP」)を通じて、ペトロガスの発行済み株式の3分の2を取得する契約を締結したと発表した。出光興産の出資負担は約4.4億カナダ・ドル(約420億円)と見込まれる。
 出光興産では、第4次連結中期経営計画(2013~2015年度)において、エネルギーソースの多角化を掲げ、エネルギーの安定供給のために、ガス事業への参入を検討することを発表していた。

 出光興産では、アルタガスとの合弁会社を通じて、カナダ産のLNG(液化天然ガス)およびLPG(液化石油ガス)のアジア向け輸出・販売の共同事業を検討するという。

 ペトロガスは1986年にカナダ・カルガリーに設立され、カナダ西部および米国を中心にNGL(天然ガス液)・LPGおよび原油のマーケティング、物流、貯蔵、輸送などを手がける業界大手企業。2012年度の売上高は27億2,500万カナダ・ドル(約2,588億円)。

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ペトロガスへの資本参加スキーム

 今回、ペトロガスと資本関係を結ぶことで、アルタガスの持つLPG生産設備、ペトロガスの持つ集荷・貯蔵・鉄道貨車をはじめとする物流設備、さらに出光興産の販売ネットワークをつなげることで、出光興産およびアルタガスが検討を進めているLPG輸出事業を支援していくという。

 また原油・石油製品を日本やアジア向けに輸出する機会を創出するなどして、事業シナジーを図る考え。

 また、ペトロガスの既存事業の利益に加え、北米におけるNGLや原油の輸送ニーズの高まりによる、さらなる収益貢献も見込んでいるという。

 アルタガスは2013年10月1日にペトロガスの発行済み株式の4分の1の取得を完了しており、今回は当該取得分を含めたペトロガスの株式の3分の2をAIJVLPが取得する。出光興産の出資負担は約4.4億カナダ・ドル(約420億円)と見込まれるという。この取引のAIJVLPの取引アドバイザーはTD Securities。

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