トレンドマイクロが確認したのは、「PasteBin」などのサイトで公開されている攻撃対象リスト。


　英国では11月5日を「ガイフォークスの日」とし、篝火を炊くなどの行事がある。アノニマスでは 1つの象徴としてガイフォークスの仮面を被ることなどから、ガイフォークスの日がある11月を特別な月として位置づけており、海外でも複数の攻撃の宣言が確認されているという。その中で日本に対する攻撃も、彼らが「#OpKillingBay」と称するオペレーションの一環として宣言されたものではないかと推測されるとトレンドマイクロでは説明している。

　「今回の攻撃がどの程度の規模になるか、現段階ではわからない」としながらも、2013年6月には韓国で大規模サイバー攻撃が発生した前例もあり、DDoS攻撃やWeb改ざん、標的型攻撃などの被害が発生する可能性があるという。

　トレンドマイクロでは、各企業・団体のシステム管理者の方々は自身のネットワークが攻撃の踏み台にならないよう、ネットワークや通信ログの監視をより十分に行うなど、不正侵入の痕跡により迅速に可視化するための対策見直しのほか、不正プログラム対策、OSやアプリケーションの脆弱性への対応や 管理アカウントのパスワード管理を見直しなどの基本的な対策についても今一度現状把握を行っておくことを推奨している。