IT教育を積極的に推進している沖縄県教育委員会は、教員や学生がPCやUSBメモリを学校に持ち込んで利用することを許容している。

　同委員会では標的型サイバー攻撃について対策が必要だと認識し、トレンドマイクロのアセスメントサービスを実施。その結果、適切な対策が施されていない持ち込みPC経由の不正プログラム感染や、感染端末からC&Cサーバへの不審な通信を発見したという。

　この結果を受けて、2014年1月にネットワーク監視製品「Deep Discovery Inspector」を正式に導入することを決定。合わせて、2012年11月にWebサイトが一部攻撃されたという委員会内の「総合教育センター」には、Deep Securityのファイアウォール機能と仮想パッチ機能を併用し、仮想サーバ保護を行った。

　沖縄県教育委員会は教育現場へのタブレット端末の導入などを検討しており、今後もITデバイスの安全利用に必要なセキュリティ対策を検討していくという。