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2013年03月31日

【連載一覧】名著×少年漫画から学ぶ組織論

私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか、有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、昨今、ポップカルチャーの世界においても、きわめて先鋭的な問いかけが提示されている。本連載では、少年漫画に題材を探り、「戦争論」等の古典・名著を参照しながら、現代社会における処方箋を探る。

  • 「キングダム」を「PM理論」で分析、プロジェクトにおけるリーダーシップの本質

    「キングダム」を「PM理論」で分析、プロジェクトにおけるリーダーシップの本質

    中国古代史を描く漫画の「キングダム」。この作品は、「複雑化、高度化したプロジェクトを成功させるためのリーダーシップのあり方」が大きなテーマとなっている。そこで提示されるのが、プロジェクトの成功をおさめるために「知略」の力と「本能」の力、どちらが必要なのか、という問いである。これを考えるにあたっては、MBA経営学用語のひとつ「PM理論」が大きなヒントになる。

  • 人気漫画「キングダム」最強の武将が語るリーダーシップ論とは

    人気漫画「キングダム」最強の武将が語るリーダーシップ論とは

    戦争の目的、規模、技術、あらゆる点において、春秋戦国時代とは、戦争におけるイノベーションが起きた時代であった。この時代を描く週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画「キングダム」には、現代におけるプロジェクトマネージャーにとって興味深い問題提起がなされている。農地獲得合戦のなか、ハイリスクな戦争に投資をせざるを得ない戦国諸国のあり方は、社員の所得の安定、拡大を実現するために、いかにハイリスクであろうとも、新規事業投資を行い続けることを宿命付けられている、現代の企業社会に極めて通じる話である。

  • 「孫子の兵法」は孫子ファンが編集していた? フレームワークは自らで再定義せよ

    「孫子の兵法」は孫子ファンが編集していた? フレームワークは自らで再定義せよ

    「孫子の兵法」における重要フレームワーク「五事七計」は、実は孫子ファンたちによって編集されていた――。現代感覚で読み下すと、実は孫子の冒頭部分は相当なる悪文に見える。兵頭二十八氏は、著書「孫子」において、孫子における「故(ゆえに)」のほとんどは、論理関係を意味するのではなく、別の資料から切り貼りをしたあまたの「編集者」の「カット・アンド・ペースト」の痕跡、段落記号のようなものであると解説している。世界最古の実用的なフレームワークである「五事七計」がたどってきたアプローチを踏まえることで、現代社会におけるフレームワークの応用方法を身に付けることができる。

  • 「孫子の兵法」の重要フレームワーク 「五事七計」は「平時」と「戦時」で使い分けろ!

    「孫子の兵法」の重要フレームワーク 「五事七計」は「平時」と「戦時」で使い分けろ!

    ビジネスで使えるフレームワークには、通常モレやダブリはあってはならない。にもかかわらず、孫子の兵法における重要フレームワーク「五事」と「七計」は、それぞれに重複した内容が含まれているように見える。今回は「五事=平時も含めた自国の統治の要諦」、「七計=戦地において、勝敗を決する要因分析」という区別をつけて考えることで、この疑問は解消されるのである。

  • 「孫子の兵法」のビジネス書には載っていない? フレームワーク「五事七計」の真実

    「孫子の兵法」のビジネス書には載っていない? フレームワーク「五事七計」の真実

    よくビジネス書のネタにされる孫子の兵法。重要な概念である「五事七計」については、孫子のビジネス書を読んでいる人であれば知っている概念だろう。実はこの「五事」と「七計」には謎がある。このミステリアスなテーマを、オリジナルの文献を読み解きつつ紹介したい。

  • 「フレームワーク型」の孫子、「事例積み上げ型」の韓非子を読み比べよ

    「フレームワーク型」の孫子、「事例積み上げ型」の韓非子を読み比べよ

    社会的・経済的な成功を望むにあたって、妻と夫ですら、目指すところが随分違う。この単純な事実から出発して、韓非子は組織の意思統一の難しさを説いた。だからこそ「法による行動の制限」が大切であると。しかし当然のことながら、人の本質を見誤った法は機能しないものである。法家は単純なルール、法律としての「法」だけではなく、人間を動かす原理、社会の仕組みを踏まえた「法則」としての「法」を運用せよということが、法家の主張の本質だったのだ。

  • 孫子が説く、組織でプロジェクトを成功させるための「道」の研究とは

    孫子が説く、組織でプロジェクトを成功させるための「道」の研究とは

    我々が今日において手にする孫子とは、「思想のカンブリア紀」とでも言うべき社会、そのなかでもっとも成功した書物である。戦争をしていない我々が、時代も目的も遠く離れた孫子にヒントを見いだせる(あるいは見出したい)と考えるキーワードは、「組織戦」と「プロジェクト性」である。このなかで「道」こそが、最も中心的な概念を成すということは明らかに了解されることであろう。この「道」という概念は、孫子にかぎらず、古代中国の諸子百家がこぞって研究した概念であった。

  • マッキンゼーの「7S」と孫子の「五字七計」を比較 古典からビジネスを読むポイント

    マッキンゼーの「7S」と孫子の「五字七計」を比較 古典からビジネスを読むポイント

    数多くの経営指南書において指摘されているとおり、孫子兵法は現代における企業経営にあてはめることが可能である。しかし問題は、これが直感に馴染み過ぎて、細かい部分の検討をせぬまま飲み込まれてしまいがちである、ということだ。あえて細部にこだわって読み進めることによって、その精神や骨法に迫らなければ、皮相的な理解に留まってしまい、「生兵法は大怪我のもと」にもなりかねない。今回は、現代のビジネスに「孫子の兵法」を活かすための方法を前・中・後編にわたって考えてみたい。

  • ビジネスパーソンは「孫子の兵法」を読んで「分かった気分」になってはいけない

    ビジネスパーソンは「孫子の兵法」を読んで「分かった気分」になってはいけない

    ビジネス書で孫子ばかりが取り上げられているが、孫子の言葉をより深く理解するために参考となるのが、呉子の言葉である。「孫呉の略」として、孫子に並び称された軍略家、呉子の内容は春秋戦国時代の軍事的状況に基づくより具体的なものであり、孫子だけでは読み取ることのできない当時の特色が残っている。その呉子が全編に渡って繰り返し説いているのが、兵の統制=マネジメント問題なのである。

  • 「当たり前」のことしか載っていない? 「孫子の兵法」から本質を体得するには

    「当たり前」のことしか載っていない? 「孫子の兵法」から本質を体得するには

    戦略論の元祖といえば「孫子の兵法」ということで、毎月毎月、孫子をテーマにしたビジネス書がいくつも出版されている。どのような入門書から入っても必ず目にする言葉は、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」である。一見すると金言のようだが、よくよく考えれば当たり前で、いわば「売上に対して原価と経費が下回れば、黒字である」と言っているようなもの。はたしてわれわれ現代人は、孫子が語った言葉の真意を体得することは可能なのであろうか?

  • 知識の使い方は、「バクマン。」と「韓非子」に共通する教訓から学べ!

    知識の使い方は、「バクマン。」と「韓非子」に共通する教訓から学べ!

    目の前に展開する有象無象のなかから、いかにすれば再現可能で実効性のある知識を獲得できるか? ということは、下克上の世の中にあって国家に治安をもたらす方法を考えた、法家にとっての至上命題だった。秦の始皇帝に絶賛された韓非子の書には、「知識の応用の困難さ」を鋭く指摘する箇所があり、これは現代の百花繚乱ともいえる少年ジャンプを描く「バクマン。」の論じるところに深く通じている。

  • 「バクマン。」が描く“売れる”という神秘的な現象は、科学的に解き明かせるか?

    「バクマン。」が描く“売れる”という神秘的な現象は、科学的に解き明かせるか?

    実写版映画作品が公開された週刊少年ジャンプ(以下、少年ジャンプ)の人気漫画作品「バクマン。」がヒットしている。同作はその少年ジャンプの舞台裏を描き「いかにすれば売れるのか」という疑問に対する考察を、まさに漫画を通じて展開するという、異色の作品だ。この作品のなかで、主人公のライバルとして超天才的な作家が位置づけられているのは極めて象徴的である。結局のところ、ある商品が売れたという事実はどうやったって解析できるものではなく、「天才だから」という一言でしか言い表せないのだ。人間の持つ「計算する力」が、「売れる」という神秘的な現象に対してどこまで切り込むことができるのかという、一種の思考実験のようなこの作品は、あらゆるビジネスにヒントを与えてくれる。

  • 現代社会に蘇ったら「進撃の巨人」を絶賛するだろう、歴史上のあの人物

    現代社会に蘇ったら「進撃の巨人」を絶賛するだろう、歴史上のあの人物

    「背水の陣」とは、自らの意思で退路を断って、不退転の決意で戦いに臨むことである、という解釈は、現代流の解釈であるが、これのもととなった史実は極めて残酷な囮作戦であった。敵方である趙軍の総勢二十万人に対して、相手のたったの十分の一の軍勢で相手を打破せよという超難題に直面したある智将がとった決死の作戦は、現代における超ヒット作品「進撃の巨人」のテーマに深く通じていた。

  • 「進撃の巨人」のヒットを後押ししたのは、社会構造の課題や経済低迷だった

    「進撃の巨人」のヒットを後押ししたのは、社会構造の課題や経済低迷だった

    別冊少年マガジン連載の漫画「進撃の巨人」が大ヒットを続けている。本作が描くのは「あらゆることが停滞し、うまくいかない」「社会構造や組織構造そのものに課題があって、打開策が見いだせない」という昨今の世情そのものである。計画通りに運ぶ物事は何一つなく、展開されるのは、ただひたすらに「何をやってもうまくいかない」という現実。冷静に読むと、ただ重苦しいだけの話であるが、これは実際に、今日の若手社会人が置かれている状況の息苦しさに深く通じている。

  • 三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(後編)

    三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(後編)

    戦国時代は下克上、すなわち「ポジションと人物の間にギャップがあったときに、その人物の意思でポジションを更新することができる社会」であった。その中で、草履取りから始まり天下統一を果たした豊臣秀吉は、日本史上もっともスケールの大きな「ポジションのギャップ」を乗り越えた人物と言える。「能力主義」と「序列の論理」の相剋を最もドラマチックに生きた人生の一コマが、三谷 幸喜のヒット作品「清須会議」で描かれている。

  • 三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(前編)

    三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(前編)

    この世は「ポジションと人物のギャップ」の悩みに満ちている。ポジションが人物に求めるものとは、原則的には「知識と技能」すなわち能力であるが、それだけでなく、人望や人間関係を含む「非能力要件」を満たすことを人にも要求する。それらを両立する人材が必要十分に揃う組織とは稀であり、「経営戦略を実現するために、それに適した組織を構築し、人材を配置する」ということは不可能に近い。むしろ、ほとんどの組織は「今いる人材を前提に組織戦略を立案する」という本末転倒的な対処を強いられている。

  • 現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(後編)

    現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(後編)

    太平洋戦争の敗因を形成したのは、皮肉にも日清、日露戦争という成功体験を通じて培われた「白兵銃剣主義」「艦隊決戦主義」のコンセプトだった。しかしそれは知的に劣っていたから間違った意思決定がなされたというよりは、経済的に劣っていたからそれ以外に選択肢を持てなかったという悲しい現実があった。ここから我々が獲得すべき第一の教訓とは、「現実に目を向けよ」という自戒の重要性である。

  • 現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(前編)

    現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(前編)

    日々、日本中のSNSでつぶやかれている「同調圧力」「場当たり的な経営判断」「常態化した残業文化」「中間管理職が無責任」といったキーワード。時につぶやかれる「こんなことでは旧日本軍と変わらないのではないか」という言葉には不思議なリアリティがある。70年の時が経った現在、我々は過去の失敗から正しい学びを得て、その課題を乗り越えることができているのだろうか?

  • ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(後編)

    ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(後編)

    トップダウン教化型の儒家的組織と、自律分散したボトムアップ型の墨家的組織。組織における秩序形成のあり方は、そこに属するすべての「個人」の生き方に影響を及ぼす。少年ジャンプの人気連載漫画、HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)という作品のなかで提示されるのは「組織の目的」が共有される前提で、「個人の判断」は「組織の方針」よりも優先されるべきである、というプロフェッショナルの在り方である。そこでキーワードとなるのが、「任せる」という言葉の重みである。

  • ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(前編)

    ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(前編)

    トップダウン型か、ボトムアップ型か――。組織における秩序形成は、そこに属するすべての個人の生き方に影響を及ぼすものだ。少年ジャンプの二大ヒット作品ONE PIECE(ワンピース)、HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)に登場する組織も、現実社会と同様にいずれかの組織に該当する。今回は、前述の作品における組織形成を、諸子百家時代の思想をもとに解説してみたい。

  • 営業目標が達成されないときには「打たれなくても鳴る」経営幹部が必要だ(後編)

    営業目標が達成されないときには「打たれなくても鳴る」経営幹部が必要だ(後編)

    墨家は、世に安定をもたらす「兼愛」を実現するために、「非攻」を掲げたことでよく知られている。大国がその武力でもって小国を侵略しようとしたときに、独自の戦術と技術で城を守り抜き、私利私欲に基づいた野望を、文字通り実際に打ち砕いて回ったのである。墨家の平和思想は、実は極めて「インターネット的」なのだ。

  • 営業目標が達成されないときには「打たれなくても鳴る」経営幹部が必要だ(前編)

    営業目標が達成されないときには「打たれなくても鳴る」経営幹部が必要だ(前編)

    企業のトップは、本当に現場の実情が分かって経営計画を立てているのか? まともな計画が降りてきたことなど一度もなく、そもそも計画を実行するマネジメントがなっていないのではないか? そんな思いを、多くの組織人が抱きながら日々業務に向き合っている。実が、「墨家」の唱えた「兼愛」の言葉に、この課題を乗り越えるヒントが隠されている。

  • ドラゴンボールから読み解く、孫悟空的エキスパート人材を育成するための課題(後編)

    ドラゴンボールから読み解く、孫悟空的エキスパート人材を育成するための課題(後編)

    超人気漫画「ドラゴンボール」に登場する「孫悟空―孫悟飯―ピッコロ」の関係とは、ビジネスの世界に置きかえると「エキスパート―素質を見出された後輩―それをとなりで見守る他部署のリーダー」のようなものである。才能を見出される新人は、人並み外れた素養とスキルがあるために、任された業務分野において、表面上は適応する。しかし、最も肝心な「動機」が存在しないまま、第一世代に巻き込まれるようにして現場に身をおくということもままある話であり、それが致命的なアダになる場合がある。

  • ドラゴンボールから読み解く、孫悟空的エキスパート人材を育成するための課題(前編)

    ドラゴンボールから読み解く、孫悟空的エキスパート人材を育成するための課題(前編)

    鳥山明原作の「ドラゴンボール」は、累計発行部数は国内1億5700万部、全世界では3億5000万部以上を誇る超大ヒット漫画である。2015年7月には新作TVアニメの放映も決まるなど、連載終了から20年以上経った今でも人気が衰えることない同作品には、実は組織論のエッセンスが詰まっている。主人公である孫悟空と孫悟飯の間にある「親子関係」から、人材育成の普遍的な課題を考えてみたい。

  • トップダウン型かボトムアップ型か? 組織形成の方法論を中国の歴史に学ぶ(後編)

    トップダウン型かボトムアップ型か? 組織形成の方法論を中国の歴史に学ぶ(後編)

    かつて中国大陸を統一するために、儒家が主張した「徳治主義」は、徳のある統治者がその持ち前の徳をもって人民を治めるべきだ、という考え方である。一方で法家は、そんな手ぬるいことでは中国大陸の統一など成し遂げられないと考え、より過激な「法治主義」を採用した。この「徳治主義」と「法治主義」の対立は、よくよく現代の「ボトムアップとトップダウン論争」を連想させる。

  • トップダウン型かボトムアップ型か? 組織形成の方法論を中国の歴史に学ぶ(前編)

    トップダウン型かボトムアップ型か? 組織形成の方法論を中国の歴史に学ぶ(前編)

    組織や経営において使われる「ボトムアップ型」「トップダウン型」という言葉。これらはどちらにも良い面、悪い面があり、トレードオフの関係にある。組織の秩序形成のあり方に関するこの問題は古くから議論がなされており、諸子百家の時代における「儒家」と「法家」の対立に、その議論の萌芽が見られるのだ。インターネットもマスメディアも電話なかった時代だからこそ、現代におけるそれよりもより根源的な、秩序形成の思想、方法論がそこにある。

  • スティーブ・ジョブズとナポレオン トップダウンのカリスマの共通点と違い(後編)

    スティーブ・ジョブズとナポレオン トップダウンのカリスマの共通点と違い(後編)

    アップル・コンピューター創業者スティーブ・ジョブズ氏とフランス皇帝ナポレオン・ボナパルト。両者はともに、トップダウンの組織を率いたリーダーであるが、その生涯を終えるまで輝きを放ち続けたジョブズ氏と悲しき最期を迎えたナポレオンには、共通する点とそうでない点がある。近代戦争における名将達の戦いで下されたさまざまな決断とその結果が記された名著「名将たちの決断」を紐解き、「カリスマ起業家の晩年における身の処し方」について考えてみたい。

  • スティーブ・ジョブズとナポレオン トップダウンのカリスマの共通点と違い(前編)

    スティーブ・ジョブズとナポレオン トップダウンのカリスマの共通点と違い(前編)

    自らが興した帝国に拒絶され、追い出され、それでもなお期待を集めてカムバックする。このエピソードに対して、現代であれば誰もが思いつくビジネス界の偉人は、アップルコンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズ氏だ。同氏は見事に会社を立て直したわけだが、その昔、ジョブズ氏と極めて似た人生を歩んだフランス皇帝、ナポレオン・ボナパルトは、戦いに敗れてとうとう失脚した。トップダウンの組織を率いた2人のカリスマには深い共通点があるが、その違いを生んだのは、一体どのような要因なのだろうか。

  • ベンチャー起業家はNo.1になるために「ONE PIECE的ムード」を作る(後編)

    ベンチャー起業家はNo.1になるために「ONE PIECE的ムード」を作る(後編)

    ONE PIECEという漫画は、成功するために唯一にして最大に大切なものは「意思」である、という価値観に貫かれている。しかし、現実社会において「ONE PIECE的ムード」だけでNo.1になる企業は存在しない。マイクロソフトやアップルといったNo.1を勝ち取ってきた企業のように、ビル・ゲイツ氏やスティーブ・ジョブズ氏といった偉人が必要なのだ。今回は、量子力学や相対性理論、進化論など、物理学や生物学の分野で起こったパラダイムシフトを受けて生まれた名著「歴史とは何か」から、偉人の条件を紐解いてみたい。

  • ベンチャー起業家はNo.1になるために「ONE PIECE的ムード」を作る(前編)

    ベンチャー起業家はNo.1になるために「ONE PIECE的ムード」を作る(前編)

    仲間を募り、テクノロジーと情熱でその世界でのNo.1を目指す、という行動様式は、ベンチャー企業あるいはスタートアップと呼ばれる界隈の若手起業家たちにとって当たり前になりつつある。彼らのなかには、新規事業を成功させる過程を冒険行為になぞらえ、人気冒険漫画「ONE PIECE」を組織作りの参考にしている者もいる。起業家たちはなぜONE PIECEに共感し、どのような成功へのヒントを得ようとしているのだろうか。

  • 「社会の総プロジェクト化」が進む現代においてルーチンワークは消滅したのか(後編)

    「社会の総プロジェクト化」が進む現代においてルーチンワークは消滅したのか(後編)

    現代社会においては、だれでもできる「ルーチンワーク」は消滅し、あらゆる仕事において未知の局面が満ち溢れている――。人が何かを選択するとき、過去の事例を参考にするものだが、いざ自分自身の事業運営のことになると、驚くべきほどに目が曇ってしまい、頓珍漢な判断を下してしまうのが世の常である。いかに歴史から、事例から学ぶのかの「思考の方法」をE.H.カーに学ぶ。

  • 「社会の総プロジェクト化」が進む現代においてルーチンワークは消滅したのか(前編)

    「社会の総プロジェクト化」が進む現代においてルーチンワークは消滅したのか(前編)

    新たなものを作り上げる、前例のない仕事は「ルーチンワーク」と対比して「プロジェクト」と呼ばれる。しかし現代においては、社会そのものが激しい変化にさらされており、「社会がプロジェクト化しつつある」とも言えるような状況を呈している。いかに社会が変化しても、その変化の仕方には万古不易の法則がある、とは歴史家の主張であるが、確かにその名著は私たちに大切なことを示唆しているように思える。

  • 「働きマン」の休載は、女性の活躍が簡単ではないということを示唆している(後編)

    「働きマン」の休載は、女性の活躍が簡単ではないということを示唆している(後編)

    漫画「働きマン」で問題提起されているのは、女性と社会進出でも男性社会との闘争でもなく、「働くとは一体なんなのか」という、男も女も関係ない当たり前の問いである。物語のなかばで「働きマン」が中途半端な形で休載を迎えたという事実は、現代社会で起こっている混乱の複雑さを物語っており、第2次安倍改造内閣発足時に安倍 晋三首相自身が言い放った「女子力開花内閣」という言葉の響きは、なんとも虚しく、現実味がないものに感じられる。

  • 「働きマン」の休載は、女性の活躍が簡単ではないということを示唆している(前編)

    「働きマン」の休載は、女性の活躍が簡単ではないということを示唆している(前編)

    第2次安倍改造内閣発足時に安倍 晋三首相自身が言い放った「女子力開花内閣」というキャッチコピー。ときの内閣総理大臣が女性の活躍を掲げたことを歓迎する意見がある一方で、そう額面通りには受け取れないという見方もあり、賛否両論入り乱れるなかで、政治資金に関する追求がさらに事をややこしくしている。今日の混乱を考えるとき、働く女性のあり方をテーマとした漫画「働きマン」を思い出す。およそ10年前に一世風靡したこの作品は、我々の社会にいまなお鋭い問いを投げかけている。

  • 上司が部下を「詰める」という日本特有の文化は、本当に生産性を上げるのか?(後編)

    上司が部下を「詰める」という日本特有の文化は、本当に生産性を上げるのか?(後編)

    現場で起きる事象は多様性に満ちていて、「想定外のことに直面しないほうが珍しい」といってもいいぐらいである。すなわち、ビジネスの現場とはすなわち「混沌」であり、そのなかで戦略を実現するために、「上下関係」という「秩序」がある。昨今、欧米式の組織体系と日本式の組織文化の衝突、融合が進んでいる。俗に「詰める」と呼称される新たなマネジメント文化は、この構造変化において発せられるマネージャーの「悲鳴」のようにも思われる。

  • 上司が部下を「詰める」という日本特有の文化は、本当に生産性を上げるのか?(前編)

    上司が部下を「詰める」という日本特有の文化は、本当に生産性を上げるのか?(前編)

    現代風のパワー・マネジメントともいえる、上司が部下を「詰める」という企業文化。無用の緊張を強いて表面的な上下関係の所在だけを明らかにするようなこのコミュニケーションは、一体どのようにして生まれ、この社会に根付いたのだろうか。昨今、社会問題となりつつあるブラック企業と安易に同一視することのできない「詰める」企業文化は、果たして企業の生産性向上に寄与するのだろうか。

  • “すき家問題”を考える 「失敗の本質」から日本社会は何を学んだのか(後編)

    “すき家問題”を考える 「失敗の本質」から日本社会は何を学んだのか(後編)

    企業が掲げる困難な目標を達成させるためには、時として非合理的で戦略性が欠如した精神論が幅をきかせてしまう――。今回は、大東亜戦争における諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直した名著「失敗の本質」と「ワンオペ」問題で世間の注目を集めた「すき家」の運営企業、ゼンショーの労働環境改善に関する報告書を読み解き、なぜ非合理的な組織運用が発生してしまうのかを考えたい。

  • “すき家問題”を考える 「失敗の本質」から日本社会は何を学んだのか(前編)

    “すき家問題”を考える 「失敗の本質」から日本社会は何を学んだのか(前編)

    平成26年7月31日、「すき家」の労働環境改善に関する第三者委員会による調査報告書が発表された。その赤裸々な記述で描かれていたのは、兵站無視、精神主義といった昔ながらのキーワードで描かれる世界で、多方面からの大きな反響を呼んだ。どうして日本という国では、非合理的な組織運用が自然発生するのだろうか。この問題に対する有効な方法論はないのだろうか?

  • 「組織の愚」を描いた宮崎駿のメッセージを、風の谷のナウシカから読み解く(後編)

    「組織の愚」を描いた宮崎駿のメッセージを、風の谷のナウシカから読み解く(後編)

    組織の失敗を、その渦中において当事者でありながら同時に正しく知覚し、対策するということは極めて困難である。組織においては自分もまたステークホルダーの一員であり、そこには、十分な客観性や、情報が得られないからだ。しかし今を生きる我々にとって、それは一大事であり、他人事のように片付けて済む問題ではない。「組織における局所最適的な行動の積み重ねが、全体としての大いなる愚行につながってしまう」という状況に対して、人はいかに問題解決をすることができるのだろうか?

  • 「組織の愚」を描いた宮崎駿のメッセージを、風の谷のナウシカから読み解く(前編)

    「組織の愚」を描いた宮崎駿のメッセージを、風の谷のナウシカから読み解く(前編)

    私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか、有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、「一下級将校の見た帝国陸軍」と「風の谷のナウシカ」という二つの作品を通して、「組織の愚」をテーマに、現代社会におけるヒントを探る。

  • スラムダンクから学ぶリーダーシップ “モチベートする言葉”の本質とは何か(後編)

    スラムダンクから学ぶリーダーシップ “モチベートする言葉”の本質とは何か(後編)

    「モチベートする言葉」とは、甘やかす言葉ではなく、また「突き放す言葉」でもない――。私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか、有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、「孫子兵法」と「SLAM DUNK」という二つの作品を通して、リーダーシップ論の視点で、現代社会におけるヒントを探る。

  • スラムダンクから学ぶリーダーシップ “モチベートする言葉”の本質とは何か(前編)

    スラムダンクから学ぶリーダーシップ “モチベートする言葉”の本質とは何か(前編)

    現場における生産性は、「やる気」によって大きく左右される――。私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか。また、有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、「孫子兵法」と「SLAM DUNK」という二つの作品を通して、リーダーシップ論の視点で、現代社会におけるヒントを探る。

  • ONE PIECEの主人公を反面教師に? リーダーがやってはいけない5つの危険(後編)

    ONE PIECEの主人公を反面教師に? リーダーがやってはいけない5つの危険(後編)

    超人気漫画「ONE PIECE」の主人公たちは、孫子の語る「リーダーが犯してはならない五つの危険」を守っていなかった――。私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか、有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、「孫子兵法」と「ONE PIECE」という二つの作品を通して、リーダーシップ論の視点で、現代社会におけるヒントを探る。

  • ONE PIECEの主人公を反面教師に? リーダーがやってはいけない5つの危険(前編)

    ONE PIECEの主人公を反面教師に? リーダーがやってはいけない5つの危険(前編)

    ONE PIECEの主人公、「麦わらのルフィ」から、リーダーシップを学ぶことができるのか――。私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか。また、有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、「孫子兵法」と「ONE PIECE」という二つの作品を通して、リーダーシップ論の視点で、現代社会におけるヒントを探る。

  • 攻殻機動隊と孫子で説くリーダー論“スタンドプレーから生じるチームワーク”(後編)

    攻殻機動隊と孫子で説くリーダー論“スタンドプレーから生じるチームワーク”(後編)

    アニメ作品「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に登場する組織のリーダー“荒巻 大輔課長”は、孫子兵法の教えを遺憾なく発揮している――。私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか。有効な対策はあるのだろうか?「孫子兵法」と「攻殻機動隊」という二つの作品で共通に語られているのは、「チームプレイ」ではなく「各人の自主性に基づくチームワーク」の重要性である。

  • 攻殻機動隊と孫子で説くリーダー論“スタンドプレーから生じるチームワーク”(前編)

    攻殻機動隊と孫子で説くリーダー論“スタンドプレーから生じるチームワーク”(前編)

    正しくリーダーシップが発揮されるということと、組織において人が適材適所で十分な働きを見せるということは、ほぼ同義である――。私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか。有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、古典の名著「孫子兵法」とポップカルチャーの名著「攻殻機動隊」という二つの作品を通して、リーダーシップ論の視点で、現代社会におけるヒントを探る。

  • なぜ「進撃の巨人」の作中で“戦略”という言葉が使われていないのか

    なぜ「進撃の巨人」の作中で“戦略”という言葉が使われていないのか

    「戦略」という言葉を聞いて、どのような印象を受けるだろうか?足りない資源、不確実な情報しか得られない状況であっても、天才的な発想で状況を打破する、超知的な方法論、というイメージがあるのではないか。その一方で、「実効の伴わない、絵に描いた餅」とのイメージもある。一体このギャップは何なのだろうか?実は、我々が戦略を口に出すときとのほとんどの場合では、肝心の戦略的思考というものは置き去りにされ、「何か考えがある」というムードの演出でしかないのである。

  • リーダーの資質を問う前に考えること 難局を乗り切る最後の手段は、意志の力か戦略か

    リーダーの資質を問う前に考えること 難局を乗り切る最後の手段は、意志の力か戦略か

    ここまでの連載をまとめてみると、クラウゼヴィッツからこのような学びがあった。計画が計画通りに進まないのは、「計画のもとになる情報が互に矛盾したり間違っていたり、なにより多くの部分は不確実だから」ということ。そして「情報が不測かつ不足な状況においても、いざというときは強い精神力で決心せよ」ということだ。しかし、クラウゼヴィッツ「戦争論」でも指摘されているように、問題の本質は、実はそこにはない。大ヒット漫画「進撃の巨人」を副読本に、この普遍的なビジネス課題への処方箋を探る。

  • ”進撃の巨人”で主人公が直面する 「情報が足りないという現実」への向き合い方

    ”進撃の巨人”で主人公が直面する 「情報が足りないという現実」への向き合い方

    「正確な情報に基づいた未来予測をすることで、より望ましい意思決定を行うことができる」という考えに間違いはない。しかし、それが正しいとはいえ、そもそも正確な情報を必要十分に取得することの難しさを考えると、現実的にはほぼ達成不可能な命題である。そのなかで、いかに意思決定を行い、現実に対処すべきなのか。クラウゼヴィッツ「戦争論」から、ヒントを見出す。

  • 古典から真の意味を学ぶ 計画にとって「情報」とは何か

    古典から真の意味を学ぶ 計画にとって「情報」とは何か

    計画をできるだけ計画通りに進めるために「正確な情報」が必要であるということは、現代を生きる私達にとってはあたりまえの大前提である。しかしその「情報」に振り回され、無駄な戦いを強いられているという矛盾した現実もある。一体情報とは、どのようなプロセスで管理され、活用されるべきものなのだろうか?

  • 「進撃の巨人」でも描かれるビジネス課題 なぜ計画が思い通りに進まないのか?

    「進撃の巨人」でも描かれるビジネス課題 なぜ計画が思い通りに進まないのか?

    私たちが「組織がうまく機能していない」という実感を持つ時、果たして、どのような視点で考えればよいのだろうか、有効な対策はあるのだろうか?今日の社会を生きる誰しもが向き合わざるを得ないこの課題に対して、昨今、ポップカルチャーの世界においても、きわめて先鋭的な問いかけが提示されている。本連載では、少年漫画に題材を探り、「戦争論」等の古典・名著を参照しながら、現代社会における処方箋を探る。

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