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- 2014/02/26 掲載
長谷川氏、中山氏、原田氏が会場からの質問を受けて情シスの悩みに応える[後編]
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
(本記事は「長谷川氏、中山氏、原田氏がクラウド時代の情シスのあり方を語る[前編]」の続きです)
後編では、会場から質問者が登壇し、情報システム部門の悩みについて相談しています。
現場からの仕事で圧迫されてしまう心配はないのか?
原田 会場から手が上がりましたので、ステージに上がってもらって質問してもらいましょう。会場から(川口氏) 情シスのマネージャの中には、忙しすぎて現場に行けないと思っている人もいます。パソコンが分かる、システムが分かる人が社内の現場に行くと、そこで要望がどんどん現場から寄せられて仕事が増えてしまう、現場から圧迫されるんじゃないか、という疑問とか不安があると思うんです。
営業や会計の現場に行くべきというときに、この人たちをどう説得すればいいでしょう。
長谷川 僕は基本的にはうちのスタッフに仕事をはぎってこいと言ってます。特に、部署と部署の間のグレーな部分の仕事があったら持ってこいと。仕事を取ってきすぎると理論上はオーバーフローになるけど、実際にはたぶんいままで無駄やったことをやめて時間内にやっていけるようになると、僕はそう思ってます。
川口 長谷川さんの部下には、そう思わないマネージャもいると思うのですが、そういう考えは部下に感染しているのでしょうか?
長谷川 感染している人もいるし、長谷川はうるさいなあと思っている人も思いますが、40人くらいの部署なのでわーわーやってる感じですね。
中山 現場へ行くとパソコンの修理やお守りの仕事の依頼がどんどん来てしまって、本来のビジネス企画ができない、これってあるんですよね。もちろん、IT部門としてそれは最低限やる必要がある、けど、たくさんもらってくるなと。
それとは別に、半年後、来年に何を作ろうかというユーザー部門とのフリーディスカッションみたいなのをあえて設けて、明日の話とかいまのトラブルの話ではなくて、ちょっと先の話をしましょうと、そこには部門長もちゃんと出てくれと。
それを年に2回、10日くらい続けてやって、本当にやりたいことは何なのかについて話す。それとパソコンの現場対応や修理の話とは分けて考えましょう、というのをやりました。
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