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2014年03月14日

『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』著者 オバタカズユキ氏インタビュー

【オバタカズユキ氏インタビュー】優秀な学生が集まる企業は何が違うのか――経営者や人事が知るべき最新事情

話題作『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』(朝日新聞出版)は、大企業に背を向けた優秀な若者が集まる成長企業を取材し、そこから現在のベンチャー企業と就職について考えた1冊。本書で描かれる、テラモーターズ、Sansan、ネットプロテクションズ、フォルシア、クラウドワークスという5つの個性的な企業と、そこに集まる社員の姿は具体的かつユニークなものだ。経営者や人事にとってもっとも重要な人材の確保という問題について、取材を通じて著者のオバタカズユキ氏はどう見たのか、お話をうかがった。

イノベーティブなベンチャー企業は人事にこだわる!

──『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』は、5社の“優良”ベンチャー企業を取材した本です。どのようにして選んだのでしょうか?

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『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』

 オバタカズユキ氏(以下、オバタ氏)■優秀な学生と優良ベンチャー企業のマッチングをビジネスにしているスローガンという会社あります。そこの伊藤豊社長が挙げてくれたリストを元にして、その中から気になった企業の資料を読み込み、徐々に絞り込んでいきました。最初はリストを見て、「カタカナの会社名ばかりで区別つかないなぁ……」なんて弱っていたんですが(苦笑)、資料を読んでいくと、それぞれ明確にカラーがあることがよくわかりましたね。あと、ベンチャー企業に対しては、ITバブルの頃の肉食系・オラオラ系の印象を持っていたのですが、調べれば調べるほど、そういったイメージを覆されていくのは面白かったです。

──この取り上げた5社に共通する点は、どんなところでしょうか?

 オバタ氏■まずは書名にもあるように「知る人ぞ知る会社」であるということ、それから、優秀な若者が集まる会社だということですね。そして、いずれも新産業・新事業の創造を大前提とした、非常にイノベーティブな会社です。それはつまりビジョンがはっきりしているということでもあって、いろんなことに手を出すベンチャー企業が多い中、この5社はやろうとしていることがとても絞られているんですよ。

──仕事の内容は、名刺管理(Sansan)であったり、後払い決済サービス(ネットプロテクションズ)だったり、けっこうシブめですよね。

 オバタ氏■まぁ、ニッチといえばニッチですよね。それとどこも規模があまり大きくなく、多くても社員数100人ほどの会社ばかりです。ゆえにカラーが出やすかったという面はありますね。

──読んでいて、どの会社も人事に強い“こだわり”みたいなものを持っている印象を受けました。取材してみた実感はいかがですか?

 オバタ氏■はい、それは強くあります。インターンシップに力を入れているところが多かったですね。もちろん大企業でも行なわれていますが、それはほとんどが1日だけだったり、長くてもせいぜい1週間くらいのもの。しかも、インターンシップで来た人をお客さん扱いする、いわば消費者対応的な内容なので、どうしても儀礼的なものになってしまう。そもそも何のためのインターンシップなんだろう?って思っちゃいますよね。

──しかも、そういったインターンシップは、直接採用に結びつくものでもないんですね。

 オバタ氏■直接結びつくとは限りません。あと、この本で取り上げた会社は、新卒採用にとても力を入れているのも特徴です。会社のスタートアップの時、社員数は経営陣も含めて5〜10人くらいのケースが多いです。その後、それじゃ回らなくなった時に、即戦力として中途入社を受け入れるようになる。ただ、中途の場合は、多少の差こそあれどうしても前職の手癖が抜けにくい。大手やシステム・インテグレート会社から来ることが多いということもあり、自分から仕事を作ってバリバリ押し進めるというよりも、目の前にある仕事を着実にこなしていくタイプの人間が多いんです。ベンチャー企業は規模がある程度大きくなり、体力がついたら、その会社に主体的に、自分事として関われる人材が欲しくなってきます。この5社は、新卒採用と、その採用した人材1人ずつをきっちり育てることに、非常に意識的な会社だと言えると思います。

「予備校のような会社」が日本を変える?

──本書は、第1部で5つの優良ベンチャー企業を取材し、第2部では最初に話にも出たスローガンの伊藤豊社長の考えに迫っていますよね。この企画の根幹にも携わっているスローガンに対して、オバタさんはどのような印象を持ちましたか?

 オバタ氏■予備校のような役割を果たしている会社、でしょうか。単に優秀な人材と優良ベンチャー企業のマッチングをするだけではなく、「人材=学生」に社会に出て働く前の準備体操をさせている感じですね。

──どんなことをしているんですか?

 オバタ氏■たとえば、スローガンが運営する就職支援サイト「Goodfind」では、独自開発したセミナーの案内をしているのですが、将来のことを“本気で”考えている人たちの間で口コミで広がり、毎日100〜150人もの参加者がいるといいます。内容も、単に話を聞くだけでなく、ディスカッションなど能動的に参加するものも多く、かなり実践的です。しかも、伊藤社長自ら学生と個人面談をしたりもする。これが面白くて、ハマッてしまう学生も多いとか。

──スローガンがプッシュするようなベンチャー企業の特徴は、どんなところにあるんでしょうか?

 オバタ氏■将来“化ける”意志が本気であって、かつブラックじゃない企業ですね。そういう将来性のある企業と、そこで活きそうな優秀な人材をマッチングさせる──それによって、「日本を変える」ことを目標にしているんです。

──スケールが大きいですね! スローガン自体が、イノベーションを起こすことを目的としているんですね。

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