• 2014/03/25 掲載

国内クラウド向けストレージ市場は35.6%の大幅増 仮想化やフラッシュなど新技術重視

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2013年のパブリッククラウドとプライベートクラウドを合わせた国内クラウド向けストレージの支出額は194億900万円で前年比36.5%増、出荷容量は245.8PB(ペタバイト)で同70.2%増となる見込み。IDC Japanが調査結果と予測を発表した。
 IDC Japanは25日、国内クラウドインフラ向けストレージ市場の予測を発表した。これによると、2013年の国内クラウド向けストレージの支出額は194億900万円で前年比35.6%増となる見込み。また、2017年には524億7,800万円に達すると予測した。

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国内クラウド向けストレージの支出額予測、2012年~2017年

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 今回発表した国内クラウド向けストレージ市場は、国内のクラウドインフラ(パブリッククラウド、プライベートクラウド)で利用されている外付型とサーバ内蔵型のディスクストレージシステムの合計値で、その他のストレージハードウェア(テープ、スイッチなど)やストレージソフトウェア、サービスなどは含んでいない。

 2013年のパブリッククラウドとプライベートクラウドを合わせた国内クラウド向けストレージの支出額は194億900万円で前年比36.5%増、出荷容量は245.8PB(ペタバイト)で同70.2%増と見込んだ。これは国内ディスクストレージシステムの支出額の8.3%、出荷容量の12.4%に相当する。

 2013年に国内クラウド向けストレージが高成長しているのは、パブリッククラウド、プライベートクラウドともストレージインフラに対する投資が本格化してきたためという。

 また、クラウド向けストレージでは、従来型インフラ向けストレージに比べて、ストレージ仮想化、マルチテナント機能、フラッシュストレージ、スケールアウトストレージなどのストレージ新技術の採用が重視されている。

 特にパブリッククラウドを展開するサービスプロバイダーでは、インフラのコスト削減や利用率向上、提供サービスの差別化や競争力向上のためにストレージの新技術を導入する傾向が強くなっているという。

 IDC Japan ストレージ/サーバ/IPDS/PCs グループディレクターの森山 正秋氏は「クラウド向けストレージ市場ではコスト競争力と同時に、ストレージ新技術の提供能力やサポート能力がビジネス機会を獲得する上で重要な役割を果たしている。ストレージサプライヤーは、ターゲットとするクラウド市場のセグメントに対応したストレージ新技術の提供能力を強化する必要がある」とコメントしている。。

 IDCでは国内クラウド向けストレージの2012年~2017年における年間平均成長率を支出額で29.7%、出荷容量で77.5%と予測。2017年には、国内ディスクストレージシステム市場におけるクラウド向けストレージが占める割合は、支出額で21.3%、出荷容量で32.8%に達すると予測している。

 今回の発表はIDCが発行したレポート「国内クラウド向けストレージ市場 2013年上半期の実績と2013年~ 2017年の予測」(J13450104)にその詳細が報告されている。本レポートでは、国内クラウド向けストレージ市場の2012年~2013年上半期の実績と、2013年~2017年の予測(支出額、出荷容量)を提供している。

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