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2014年07月09日

連載:あの業界のグローバルランキング

広告業界の世界ランキング:欧米四強を追う電通、新興国・ITで勝てるか

メガブランドの世界展開、ネット広告やデジタルマーケティングの普及、先進国市場の飽和などを背景に、広告業界ではグローバル化が急速に進んでいる。世界をリードしてきた欧米勢は経営統合でも先行。今は英国のWPPを筆頭とした四大メガ・エージェンシーグループが、広告業界を支配している。さらに、最終的には物別れに終わったが、メガ・エージェンシー同士の合併報道も大きな話題を呼んだ。こうした動きに対して、猛追を見せているのが日本の電通だ。世界的なM&A合戦には乗り遅れてしまった同社だが、13年には英国のイージスを買収、急速に巻き返しを図っている。

執筆:野澤 正毅 企画・構成:編集部 松尾慎司

広告業界をリードする欧米の四大メガ・エージェンシー

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 ネットやテレビを見ているときも、新聞や雑誌を読んでいるときも、電車の中で車内や窓外を見回しているときも、広告を目にしないことはない。広告は、いまや生活のありとあらゆるところに浸透しており、企業や行政機関のコミュニケーション活動にとって、不可欠の存在になっていると言っていいだろう。

 企業や行政機関といった広告主(クライアント)から宣伝業務を請け負ったり、新聞やテレビといった広告媒体の代わりに広告スペースを販売したりするのが広告会社だ。それゆえ、広告会社は「広告代理店」(アド・エージェンシー)とも呼ばれる。

 広告会社の守備範囲はきわめて広い。商品の販促や企業のイメージアップを狙った広告制作や広告主と広告媒体をつなぐのがビジネスの基本だが、商品のマーケティングや企画・デザイン、イベントや展示会といったセールスプロモーション、さらには報道機関へのニュース提供(PR)、広告媒体の運営といった具合に、宣伝にかかわることなら何でも手がける。言わば、宣伝のための“情報の総合商社”である。ネットの普及と世界的な合従連衡の流れからこうした動きには拍車がかかっている。

 広告会社の経営規模を比較する場合、一般に、収入から媒体費や広告制作費などの経費を差し引いた「売上総利益」が基準として使われる。広告会社の売上高は、それぞれの広告の仕事によって、広告制作費が含まれていなかったり、広告媒体から支払われるコミッションが含まれていたりと中身が異なるからだ。売上総利益による広告会社のグローバルランキングは次のとおりだ。

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