三菱商事の100パーセント子会社で、2012年1月設立の豪州石油事業会社「Petro Diamond Australia社（当社以下、PDA）」は、2013年1月に南オーストラリアで石油製品輸入ターミナル建設許認可を保有するPort Bonython Fuels社（以下、PBF）の全株式を取得している。


　今回の発表は、PBFが、操業パートナーとして現地における知見や建設・操業を行うCoogee Chemicals社の協力のもとターミナル建設を開始し、2016年には豪州国内向けに軽油の販売を開始するというもの。

　三菱商事によれば、オーストラリアでは輸送や鉱山事業用途で、大型運搬機・重機等向けの燃料需要、とりわけ軽油の増加が見込まれているという。同社の軽油調達力を活かし、価格競争力のある軽油を供給することで、軽油の安定供給と同国鉱山事業の燃料コスト低減を目指す。