実験にあたり、Uber（ウーバー）などと競合するタクシー配車アプリ「Flywheel（フライホイール）」を提供するFlywheel Softwareと提携。同アプリで、タクシーを小型集配センターに手配し、郵便番号が同じ地域向け小包を最大10個集荷させ、1時間以内の宅配代金として、小包1つあたり約5ドルを支払う。

　WSJでは、フォレスター・リサーチのアナリスト、Sucharita Mulpuru氏の言葉として、「同社が開発しているのは、即日配達アルゴリズム、つまり数ある配達手段のうち、配達時間がもっとも少なく、コストが低いかを分析できるようにするソフトウェアかもしれない」としている。

　アマゾンは昨年、ホリデーシーズンに既存の物流網による配送遅延を経験、さらにAmazonFreshなどで生鮮品の宅配サービスも手がけはじめており、宅配方法の迅速化・多様化・コスト削減が課題になっていた。2013年12月にはドローン（無人航空機）を活用した宅配に取り組んでいることも明らかにしている。