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2015年01月06日

ノークリサーチ連載:中堅・中小企業市場の解体新書

ITのワンストップサービスやマーケットプレイスとは何か?長所短所を見極めて活用する

クラウドやスマートデバイスの登場などにより、企業が活用するITソリューションの幅も広がりを見せてきている。IT管理/運用に十分な人材を割くことが難しい中堅・中小企業にとっては、多岐に渡るIT商材の選定や保守における負担が今後増していく可能性もある。そうした時に検討する価値があるのが「ワンストップサービス」や「マーケットプレイス」だ。これらの用語を初めて目にされる方も多いかもしれないが、今回はこれら2つをどう使いこなせば良いかについて考えていくことにする。

執筆:ノークリサーチ 岩上由高

「ワンストップサービス」や「マーケットプレイス」とは何か

 まず、「ワンストップサービス」や「マーケットプレイス」とは何なのかを明らかにしておこう。これらはいずれもITソリューションを提供する「手法」を指す言葉だ。「売り方」と言っても良いだろう。それぞれ、以下のように定義される。

ワンストップサービスとは
業務アプリケーションの導入/保守だけでなく、ネットワーク関連、オフィス家具/用品など多種多様なビジネス商材を一括して提供またはサポートするサービスのこと。
例)
たよれーる」(大塚商会)
オフィスまるごとサポート」(NTT東日本)
オフィスネットおまかせサポートサービス」(NTT西日本)
KDDI まとめてオフィス」(KDDI)
かんたんオフィス」(ソフトバンクテレコム)

マーケットプレイスとは
ユーザー企業がさまざまな分野の業務アプリケーションを手軽に取捨選択し、他のユーザー企業やビジネスパートナー(会計士など)と交流できる場を提供するサービスのこと。
例)
N-town」(NEC)
App Exchange」(セールスフォース・ドットコム)
オープンクラウドマーケットプレース」(日立システムズ)
azmarche(アズマルシェ)」(富士通マーケティング)
iDATEN(韋駄天)SaaSplats」(ダイワボウ情報システム)

 ワンストップサービスもマーケットプレイスも「広範囲に渡るIT商材の活用を支援する」という点は共通している。相違点は前者が導入後の「管理/運用」に重点を置いているのに対し、後者は導入時の「選定」に重点を置いていることだ。こういった取り組みは中堅・中小企業にどれくらい浸透しているのだろうか。以下のグラフは年商500億円未満の中堅・中小企業全体において、先に例示したような代表的なワンストップサービス/マーケットプレイスの認知/利用状況を尋ねた結果である。

photo
(クリックで拡大)

ワンストップサービス/マーケットプレイスの認知/利用状況


 「いずれも知らない」が6割に達しており、こうしたサービスの存在をまだ知らない中堅・中小企業が多いことがわかる。IT活用を担う人材の確保が難しい中堅・中小企業にとっては、さまざまなIT商材(PC、サーバ、ネットワーク、業務システムなど)の管理/運用の負担や選定の手間を軽減する手段を一つでも多く知っておくことが大切だ。

 「ワンストップサービス」や「マーケットプレイス」というものが存在しているという現状をまず知っておこう。だが、これらはいずれも「魔法の杖」ではないことに注意が必要だ。期待された効果を得るためには利用する側であるユーザー企業が留意すべき点もいくつかある。次ページではそれらについて実際の調査データを元に考察していく。

【次ページ】ワンストップサービス・マーケットプレイスの長所・短所

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