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2015年04月13日

力の源カンパニー 清宮俊之 社長に聞く

博多 一風堂の世界への挑戦、現状を打破する「変換力」を持て!

日本は人口減少社会へと変化し、ほとんどの産業でマーケットが縮小していくという状況になってきた。もちろん飲食業界も例外ではなく、マーケットは縮小傾向にあり、ラーメン店の登録件数も減少している。とんこつラーメンの有名ブランド「博多 一風堂」を運営する力の源(チカラノモト)カンパニー 代表取締役社長 清宮俊之氏が、ラーメンの持っている価値を出店地の文化やライフスタイルに適応させる「変換力」の重要性を説くとともに、1店舗で国内店舗の10倍以上を稼ぎ出すという驚きの海外店舗での取り組みについて紹介する。

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力の源(チカラノモト)カンパニー 代表取締役社長
清宮 俊之 氏

(写真:伊藤 孝一)

食のすべてが舞台だ

 かつて博多の豚骨ラーメンというと「クサい、汚い、怖い」というイメージがあった。「そんなイメージを覆し、ラーメン界に新しい一陣の風を吹かせたい」という思いから、1985年に創業者の河原成美氏が「博多 一風堂」を創業。その後、1994年に開業した「新横浜ラーメン博物館」への出店で全国区の人気を博したことを契機に全国展開を推し進め、今や国内店舗数70を超え、日本を代表するラーメンブランドに成長した。

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 博多 一風堂としてのブランドがよく知られている力の源カンパニーだが、実は多彩な事業展開を行っている。たとえば、フードコートの業態でラーメン店を出店している「RAMEN EXPRESS」、日本で初めて焦がしラーメンを提供した「五行」などを手がけ、福岡ではベーカリー事業も展開している。

「一風堂というブランドが中心だが、食のすべてが舞台だ」(清宮氏)

 実際、力の源グループは生産から製造、加工、販売、店舗への卸、そして店舗営業まで食のフィールドを一気通貫して事業を推進している。たとえば、生産事業では、20ヘクタールほどの土地を活用した農業法人による農業事業を手がけている。製造では長野で50年超の歴史を持つ信州そばのメーカー機能や、卸では、全日空ファーストクラス・ビジネスクラスの機内食としてとんこつラーメンを提供しており、既に50万食を超えた実績がある。

「博多 一風堂を海外で展開していくことが重要だが、ビジネスとしては、生産、製造、加工というところにも、大きな可能性があると考えている」(清宮氏)

 国内での店舗営業以外への展開には流通という課題があるが、それをクリアするために立ち上げたのがCBS(Cooperative Buying System)だ。CBSとは、食材の仕入の仕組みづくりから、物件情報やメンテナンスなど、さまざまな分野で価値を創造する外食産業初の共同体となる。

「我々だけでは流通網をつかむことはできないので、国内の飲食・外食企業と提携して、LLP(有限責任事業組合)という形態で設立した。ゼットン、ワンダーテーブルほか9社と連携して、CBSで流通網を少しずつ拡大している」(清宮氏)

【次ページ】世界に挑戦しないわけにはいかない

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