- 会員限定
- 2015/05/28 掲載
IaaS市場のポジションに変化が? ダントツのAmazon、猛追のマイクロソフト、厳しいIBM
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
今回発表された2015年5月時点でのクラウドインフラのサービスを提供するベンダを位置づけたマジッククアドラントでは、Amazonクラウドが他者を大きく引きなす圧倒的なリーダーとして位置づけられ、マイクロソフトが2番手リーダーと評価されています。
下記は、ガートナーが公開した2015年5月版の図に、昨年からの推移が分かるように2014年版の主要なベンダの位置をグレイの点で加えたものです。
これを見ると、Amazonクラウドは昨年からさらにリーダーの位置を確固としたものにしている一方、マイクロソフトが大きく移動してAmazonクラウドを追いかけているのが分かります。IaaSにおけるマジッククアドラントの「リーダー」の位置にいるのは、この2社のみです。
Googleは概念先行からよりリーダーに近づき、VMwareもニッチプレイヤーの位置から今年は概念先行型へと進行しています。一方、ポジションを進めた主要ベンダのなかで、唯一大きく後退したように見えるがIBMです。よりニッチプレイヤーに近い位置へと変化しています。
国内ベンダとしてはNTTコミュニケーションズと富士通が図に登場しています。
【次ページ】 Amazonクラウドは2位以下を合計した10倍の規模で利用されている
関連タグ
関連コンテンツ
PR
PR
PR